おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

日能研の特待生制度(スカラシップ基準)、朝日新聞支援制度の情報

 今回は、日能研の特待制度についてです。

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日能研に特待生として入塾するには、チャンスは大きく2回あります。

 

Ⅰ.3年生の7月に朝日新聞社が主催で行う

 「未来をつくる学びテスト

 

7月第2週頃の日曜日に、東京都と神奈川県の2カ所で開催されます。国語、算数、科学の3科目で記述の多いテストです。

 

成績上位者は、朝日新聞社の特別学習支援制度を受けて日能研に通うことができます。

 

この制度の特徴は、朝日新聞がスポンサーとなって、300名程の大量の対象者を出すこと。3年生の9月から4年生の8月(夏期講習含む)までの1年間の授業料が完全無料であること。教材費が自己負担です。オプション講座を追加する場合も自己負担になります。

 

調べた範囲ですが、良い順位で対象にならなかった人もいれば、もっと低い順位で対象者となった人もいます。これは、地域によって隔たりなく対象者を出すために、受験者の多い地域では競争が激しく、受験者の少ない地域ではそれ程ずば抜けた順位でなくても選ばれるということのようです。対象者の人数を校舎数で割ると、一つの校舎で2、3人ずつ対象者を選ぶということだと思われます。

 

以前は、地域によっては真ん中位の順位で選ばれた!ということもあったようですが、ネット等での口コミでこの制度が有名になるとともに受験者数もうなぎ上りで、近年では激戦となりつつあるようです。

 

「未来をつくるまなびテスト」を受けて、支援制度の対象となった場合は、朝日新聞社より郵送で書類が送られてきた後で、最寄の日能研より電話がかかってきます。書類が届いてから電話がかかってくるまでの数日のうちに、入塾の判断をしておくことになります。

 

我が家は、日能研のHPから、記述問題の評価方法を調べて対策をし、二桁順位で支援制度の連絡を頂けました。

 

こちらに、我が家の対策の仕方を書いています。

【日能研】7/11・未来をつくる学びテスト参加募集と対策 - おばばのブログ

 

 

 

Ⅱ.3年生秋~冬の全国テスト

 

これは入塾判定を兼ねた無料の全国テストです。3年生の10月、11月、1月の3回のテストでスカラシップ認定を出すようです。4年生1年間の全ての費用(授業料、テスト代、教材費、期間講習費含む)が無料

日能研には、たくさんのオプション講座が用意されていますが、スカラシップ生は、オプションも全額無料となります。

 

関東圏で100名程が該当者のようです。

 

経験者の情報を基にすると、10月で50名、11月で30名、1月で20名ほどが該当。ただ、それぞれ50番以内、30番以内、20番以内に入っていなければ選ばれないかというとそうでもないようです。全国テストなので、関東圏のみの順位だともっと後ろの順位まで適用され、11月、1月は以前にスカラシップ認定を受けた人は抜いて選ばれるので、該当人数より後ろの順位であっても可能性はあります。

 

テスト内容がそれぞれ違うので、まだテスト慣れをしていない3年生のお子さんだと、テストの内容によって、結果が大きく変わることがあります。

 

年度によって、傾向は変わるとは思いますが、一度で諦めず、何度もチャレンジしても良いと思います。

 

我が家は、2019年度に10月と1月のテストを受けましたが、全く違う結果になりました。

10月は比較的オーソドックスなテストで、学力が反映されやすい反面、スカラシップのボーダーラインは、ほぼ満点に近く、かなりの高得点争いになりました。

我が家は、算数は満点、国語は1問間違いで二桁順位となりましたが、スカラシップの連絡を頂きました。

1月は、記述の多いテストで、三桁順位。

10月で得られたスカラシップは、1月の結果が良くなくても、取り消されることはありませんでした。

 

スカラシップ生として選考された場合は、テストを受けた日能研の校舎から連絡があります。既定の書類にサインをして、正式なスカラシップ生となります。 

 

なお、既に朝日新聞社の特別学習支援制度を受けて入塾していた場合は、スカラシップ生の手続きをもって、4年生前期より、日能研のスカラシップ生へと切り替わります。

特別学習支援制度ではかかっていた費用(教材費・オプション講座費)が、4年生前期分から無料になります。

 

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◆スカラシップ生継続の基準

 

5年生以降は、関東圏で半年毎に100人を認定と言われています。

 

全国公開模試は1万人ほどの受験者がいるので狭き門ですが、3年間対象者となり続ければ正に0円で中学受験の指導が受けられる素晴らしい制度です。

 

5年生前期は4年生の1年間、5年生後期は5年生前期、6年生前期は5年生後期、6年生後期は6年生前期の全国公開模試の結果が対象となっていました。(スカラシップ継続のお知らせに、そう書かれていました。)

 

スカラシップ対象の模試は、期間中の最後の模試が、前期は6月末、後期は1月です。スカラシップ継続の連絡は、同学年後期の案内が7月上旬、次学年の前期の案内が1月下旬にきます。

 

経験から、平均順位ではなく、平均偏差値を基にしているのではないかと思っています。

我が家は、一度大きく順位を落として、平均順位では無理だろうと思った時も、継続の連絡がきました。この時、平均偏差値の方は、良かった時の偏差値が引っ張ってくれて、それほど悪くはなっていませんでした。

また、MY NICHINOKENの成績のページでも、ワンクリックで平均偏差値が見られますが、平均順位は出ないため、本部の方でも平均偏差値で管理しているのではないかと思います。

 

参考値として、私見ですが、4年生1年間の公開模試の平均偏差値が69以上、5年生以降では、平均偏差値が70以上だと、かなり可能性があるのではないかと思われます。(あくまでも参考値です。)

 

また、現在コロナ禍で公開模試の自宅受験も並行して行われていますが、スカラシップの認定の為には、校舎受験が必須となると聞いています。

 

本部でスカラシップ候補生を決定し、該当生徒のいる各校舎へ連絡。

連絡を受けた各校舎が、その生徒を本部へ推薦(形式上のもので、よほど授業態度に問題がない限り推薦されると思われます。)

校舎から、各家庭へ電話連絡(生徒が書類を持ち帰るだけで、連絡なしの場合もあり)して、書類を作成。

保護者と本人が書類にサインして、次学期の正式なスカラシップ生となる流れのようです。

 

概ね、滞りなく行われることと思いますが、一つだけ注意点を。

小規模校舎では、スカラシップ生が一人、あるいは初めてということもあります。

 

多忙ななか、うっかり連絡が後回しになっている、あるいは手続きの仕方を勘違いしているということが起きている可能性もゼロではありません。

お子さんの平均偏差値が70近辺で連絡のない場合は、まずはお子さんのNバックの中に書類がないかを確認。どうしても、腑に落ちない場合は、校舎長へ電話や、迎え時などにこそっと確認してみることをお勧めします。

 

それぞれ、7月20日頃、1月25日頃などの認定証の提出期限があるためです。

 

スカラシップ生には、スカラシップの有効期限が終了する 1カ月ほど前に、「『ユースリーダーズスカラシップ制度』有効期限のご確認と今後について」という手紙が配布されます。

 

それには、現在のスカラシップの有効期限のお知らせと、次回のスカラシップ認定については、また新たに対象者を選考する旨が書かれています。


6年前期までの選抜に関しては、期間中の全公開模試の結果が目安になると書かれていました。(育成テストは対象外だと思われます。)

 

最後となる6年後期の選抜の際は文言が変わり、「6年前期の公開模試等各種テスト」の結果を目安とし「校舎との話し合い」をうえ決定するとありましたので、6年後期は多少基準が変わるのかもしれません。(2021年度)

 

※2022年6年生終了後、我が家の情報を加筆しました。

※関西や九州、北海道でもスカラシップ制度はあるようですが、該当者はごくわずかのようです。(ネット情報です。)

 

【追記】

2021年3月に、新4・5年生対象で、スカラシップ選抜を兼ねた外部生用のテストが行われました。

【難関チャレンジテスト】

・新4・5年生
・2科目(国語・算数)
 各50分/各150点
・3月21日(日)

1回目 9:00集合/2回目 13:00集合

※エリアによって異なる場合があります。

日能研各校
 ※教室受験のみ。

2021年度スカラシップ生の選抜対象テストとなっています。

 

また、「娘二人の中学受験期」さんのブログによると、通塾日能研の校舎長の方の発言として、以下のようなものがあったそうです。

「直近数年で御三家へ合格した生徒さんは、通塾していた期間のどこかで1回以上は

スカラシップ生に認定されていた。」

 

特待制度(日能研/早稲アカ)

早稲田アカデミーは特待生であっても、諸費用と一部講習代はかかります。日能研は通塾にかかる全てが無料となります。

 

また、早稲田アカデミーは特待生の選考を行うテストをHPで明記していて、何年生であっても常に外部から特待生として入塾するチャンスがあります。また、内部生が特待を更新していくのも、組み分けテスト、全国統一小学生テスト等対象のテストで1回でも高順位をとると認定されます。 

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日能研は新4年生入塾の時期には大きくチャンスがありますが、その後の更新は全国公開模試で一年間または半年間平均して高順位をとっていく必要があります。5年生以降は、たった1回の高順位をもって認定とならないのが大変です。

 

【以上は、HP等から集めた情報もあり、年度による違い等、実際と異なる場合がある可能性がありますが、ご了承下さい。】  

 

 

 

今回は、ここまでです。