おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

自信をもって正解する国語読解法(日能研テキストを例に)

今回は、自信をもって正解する国語の読解についてです。

 

国語の読解問題に関してピヨ太に聞いてみると、「国語の読解問題は、自信をもって答えを選んでいるんじゃなくて、「これだと思う。」といった感じで答えていることが多い。」とのことでした。

そんな状況だと、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」よりはいいでしょうけど、間違える場合もけっこうありそうです。読解問題の正答率を、もっと上げる余地がありそうな気がします。

 

そこで、自信をもって正解するための国語読解の方法について、ピヨ太と取り組んだ内容について書いてみます。

取り組んだのは、日能研5年本科のステージⅢの第23回、読解Ⅱです。

(「読解Ⅱ」(後藤さんの「ひとりぼっちの海はきらいだ」)です。)

 

(課題1):傍線①「目をうたがった」ときの「有」の気持ちとして、最もふさわしいものを選ぶ。

(ステップ1)まず、問題文を熟読します。すると、「最もふさわしいもの」を選ぶ、とあります。この場合、選択肢には、「ふさわしい(又はふさわしそうなもの)」が複数あるけど、「最もふさわしいもの」を選ぶことになります。ここがポイント。

 

(ステップ2)傍線①の前から傍線①までをよく読みます。

「(やった、やった!)成績が5年ときより2つもあがったのだ。」とあり、「成績表をもらったときには(まさか・・・)

と目をうたがった」とあります。

 

(ステップ3)傍線①の直後を読みます。「にくらしい竹山先生の顔をそっと見た。竹山先生は「よかったナ。」とニヤッと笑った。」とあります。

 

(ステップ4)そこで選択肢を1つ、1つチェックします。

(ア)5年のときより成績があがっていて、とてもうれしい気持ち。

→これは、(ステップ2)で傍線①の前の部分に(やった、やった!)とあるのを確認したので、ふさわしい気がします。そこで、答えの候補です。

 

(イ)竹山先生が自分のことをだましたのだと思い、うたがう気持ち。

→(ステップ2)、(ステップ3)で確認したように、傍線の前後のどちらを見ても、「竹山先生が自分をだました」とは書いてありません。したがって、この選択肢は×。

 

(ウ)5年の成績よりふたつもあがったことが信じられない気持ち。

→(ステップ2)で傍線の前に、「成績表をもらったときには、(まさか・・・)と目をうたがった。」とあるのを確認しました。「まさか」なので、成績があがったことが「信じられない気持ち」でふさわしい気がします。答えの候補です。

 

(エ)間違って他人の成績表をもらったのかと不安な気持ち。

→(ステップ2)、(ステップ3)で傍線の前後を確認したところ、「他人の成績表をもらった」事実とか、有の「不安な気持ち」とかは、文章中に書いてありません。そこで、この選択肢は×。

 

(ステップ5)

(ア)の「うれしい気持ち」、(ウ)の「成績があがったことが信じられない気持ち」、どちらもふさわしそう。(ステップ1)で確認したように、問題文に「最もふさわしい」とあるので、どちらが最もふさわしいか考えます。

問題文を再度読み、『「目をうたがった」ときの気持ちを選ぶ』ことを確認します。すると。「目をうたがった」のだから、(ウ)の「成績があがったことが信じられない気持ち」が最もふさわしいと分かります。

 

ピヨ太も、最初問題を解いた時には、「アとウ、どっちも合ってそうだ。」といっていましたが、(ステップ1)~(ステップ5)をたどることで、「(ウ)が正解だと、はっきり分かった!」とのことです。

以下の流れで解くと、ピヨ太も自信をもって正解できました。

-(ステップ1)~(ステップ5)をたどる。

-特に、(ステップ1)、(ステップ5)の「問題文を熟読」が重要。「最もふさわしいもの」と聞かれたたときには、複数ふさわしいものがある場合がある(通常2つ)ので、それを選んで、再度、問題文を読んで、決定。

 

今後も、これに気を付けて、ピヨ太には自信を持って正解してほしいな、と思ってます。

今回は、ここまでです。