おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

「9月入学」はあるのか?実は、大きなデメリット!

今回は、「「9月入学」はあるのか?実は、大きなデメリット!」です。

 

現在、コロナ休校が5/6までとなっています。

また、報道をみると、現時点(4/29)の状況では、緊急事態宣言は延長されそうです。

○全国医師会の釜萢理事は、5/6の緊急事態宣言の解除は「難しい。」と述べ、全国で延長する可能性が高い、との見方を示した。(4/28 19:52 日本経済新聞

全国知事会は、緊急事態宣言を全都道府県を対象に延長するよう政府に求めることで最終調整。(4/29 6:00 共同通信

 

そうすると、いつまで延長されるかが問題となります。これについては、

【5月末まで】又は【6月6日まで】

の可能性が大きいと思います。(理由については、4/20の記事を参照下さい。)

 

このように、休校期間が長くなりそうな中、いっそのこと、

「学校の入学を9月からに変えてはどうか。」

(○小池都知事「9月入学、教育、社会変えるきっかけに」(4/29 12:19 日経))

との意見も出てきました。

 

それでは、「9月入学」はあるのでしょうか?

結論から。「9月入学はない」と思います。

 

なぜでしょうか?

「さぶろう」さんは、ブログで、7つの理由を挙げて、「9月入学はないと考える。」といっています。

「おてう」さんも、ブログで、「来年の小1の人数が1.4倍に激増。その学年は、教育(先生の数・施設)、入試・就活が大変になる。「9月入学反対!」」といっています。

 

これらは、それぞれ、その通りでは、と思います。

 

ところが、これら以外にも、「9月入学」には、大きなデメリットがあります。

それは、

「日本人が学校教育を始めるのが、【半年遅れになる】。それから、日本人が卒業し、社会人になって、日本の経済・社会で活躍し始める時期が【半年遅れになる】。」

ことです。(正確には、「半年遅れ」でなく、5カ月遅れ。)

 

日本は、少子高齢化が進んでいて、

○少ない若者が多くの高齢者を支えるのは、大変。そうなると、年金、医療保険もどうなるのか?

○海外では、若者がどんどんイノベーションを進める。世界の中で、少子高齢化が進む日本は、戦えるか。

とか、【今でさえ】、いわれているのに、若者の教育開始と卒業、社会での活躍開始が、【今より半年遅れ】では、もっと大変なことになっちゃいそうです。

 

あと、「9月入学」で、海外と年度が合うから、国際化には良いとの意見については。

今は、海外の先進国は、9月入学で、日本より半年早く、教育が始まり、半年早く卒業する国がけっこう多いです。(日本は半年遅れ。)

それなのに、「9月入学」にすると、日本での教育開始や卒業が、今より更に、【半年遅れ】になり、海外と比べると、実は、【1年遅れ】になってしまいます。

 

海外で活躍するのは非常に良いと思いますが、「1才下の外国人と、【1年遅れ】で合流してやっていく。」ことにするのが、そんなにいいとは思えません。

 

ということで、「9月入学」の大きなデメリットは、これをきっかけに、今後ずっと、

【日本人、半年遅れ】

になることではないでしょうか。

 

また、この他にも、「9月入学」は多くのデメリットが指摘されてます。

 

このような状況を考えると、【「9月入学」はない】と思います。

 

今回は、ここまでです。

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