今回は、日能研5年生の全国公開模試(2020/4/25)の「偏差値-点数表」、出題項目、出題意図についてです。
以前の、出題項目・出題意図の記事に、「偏差値-点数表」を追加した記事です。
ピヨ太の1学年下以降のお子さんが、この時期にどのような範囲を押さえておくべきかを考える時の参考として、書いてみました。また、出題意図は、おばばが「こうじゃないかな」と考えたもので、日能研が本当にそう考えているかは分かりません。そんな前提で読んで下さいね。(なお、今回はコロナ対応で自宅受験となりました。)
また、「偏差値-点数表」は、目標の偏差値に届くには、どの位の点数を取ればいいかの参考のために書いてみました。(「偏差値-点数表」は、ピヨ太の模試の結果を元に計算しました。)
【偏差値-点数表】
偏差値 72 70 65 60 55 50
点数 463.2 447.4 407.9 368.4 328.9 289.4
(平均点/満点)
国語 87.9/150 算数 80.2/150
社会 62.1/100 理科 58.0/100
(4科目受験者数)9962人
(3科目受験数) 10575人
【出題範囲と出題意図】
1.算数
(内容)
分数、小数、図形(角度、面積)、方陣算、公倍数の応用
(出題意図)
○分数、小数の加減乗除ができる。
○分数を小さくするには、分母が大きくきく、分子が小さいことを使って、文章題が解ける。
○分数を、全体を1とした時の割合として扱うことを理解し、それを利用した文章題を解ける。
○錯角を利用した角度を求められる。
○三角形や長方形の面積から逆算で辺の長さを求められる。
○方陣算を応用した文章題が解ける。
○直角二等辺三角形を二個くっつけると正方形になることを利用。2つの正方形について、それぞれの1辺の長さの和と面積の和が分かっているときに、それぞれの一辺の長さを求めることができるか。これを数字を当てはめることで、答えを見つけることができる。
○公倍数の難しい応用文章題を解ける。
2.国語
(出題項目)
○漢字
○文の構造
○物語文1問、エッセイ(随筆)1問
(出題意図)
○「れる」、「られる」の使い方として、①受け身(自分以外から、「~される」との意味)、②可能(「~できる」との意味)、③自発(自然と、そのような考え、気持ちになる)の3つの意味があり、文中でいずれの意味で使われているかが分かる。
○ある文について、目的語を主語にして(受け身の形にして)、同じ意味の文に書き換えることができる。
○物語文で、登場人物の気持ちと、その変化を読み取れる。
○エッセイ(随筆)で、書かれている事実関係や筆者の伝えたいことを読み取れる。
3.理科
(出題項目)
(出題意図)
○代表的なプランクトンの名前、べん毛、せん毛、分類(動物か植物か)を覚えている。食物連鎖(個体数の大小とその変化)を理解している。
○虫めがねからの距離によってできる像の違い(大きさ、明るさ、上下左右の向きがどうなるか)。池の水温の時間的な変化が水の深さにより、どのようになるかについてのグラフを読み取ることができる。また、グラフから直接読み取れない深さの水温変化を予想できる。
○表と、表の読み取り方の説明を与えられて、適切に表を読み取ることで湿度を求めることができる。(表の読み取りに関する説明を理解できるかどうか。湿度の計算方法を理解していなくても解ける。)
○光合成について、知識の正確な理解を前提に、初めて見るような実験結果のグラフの読み取りを適切に行うことができる。
○金属に熱を加えて温めた時の、材質・長さによる温まり方の違いに関する実験結果の表に基づき、長さを変えたり、材質を組み合わせた場合の温まり方を適切に類推できたり、計算できたりする。(材質による温まり方の違いの知識は不要。算数の文章題の解き方を活用することが必要で、理科と算数の融合問題。)
4.社会
(出題項目)
中部地方の地形の特徴や山脈、気候
地形図・地図記号・縮尺、
オリンピックの関連知識
(出題意図)
○出題項目の知識をしっかり覚えている。
○主な都市の雨温図を選ぶことができる。
○オリンピックのマークの形、色を覚えている。オリンピックに関連した、民泊、ピクトグラム、祝日の変更など、最近の社会事情を理解している。
今回は、ここまでです。