おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

なぜロケットは種子島から発射されるのか?

「君の名は」で知られるアニメ映画の新海誠監督には秒速5センチメートルという作品があります。

 

幼馴染の男女1組を軸にした物語で、【小学生~中学生まで】、【高校3年生】、【社会人になってから】の3話構成の映画です。

 

第2話の舞台は、鹿児島県の種子島

 

その中で、ロケットが打ちあがるシーンがあります。美しい映像で知られる新海誠監督の映画ならではの、幻想的なシーンです。

 

ロケットの発射を見たことがありますか?

轟音とともに、一筋の光となって夜空の中を進んでいくロケット🚀は、とても綺麗です。

 

映画の中のロケット発射のシーンも、種子島宇宙センター「大型ロケット発射場」から打ち上げられたもの。

 

________🚀

 

日本では大型ロケットは、種子島から発射されます。

 

ロケット発射台が、種子島に置かれているのには、2つの理由があります。

日本の中で南に位置する

・海が近くにある

 

家にある地球儀を、地球が自転する方向にくるりと回してみると、北極点、南極点は動かず、一番速い速度で回転しているのが赤道ですよね。

 

ロケットは発射の時、この「地球が自転する力」を利用して、速さを稼いで、大気圏を抜け出していきます。

赤道に近いほど自転の速度が速く、その速さに助けられて、発射のエネルギーが少なくてすむので、北半球の日本では南であるほど良いのです。

 

戦後、日本は7年間、GHQの占領下にありました。

占領下で、航空宇宙技術に関する開発が禁止されていました。ロケットの開発は即ちミサイルの開発とつながるからです。

 

その禁止が解除されて、ようやく日本のロケット開発が始まります。そして、ロケット打ち上げ場として選ばれたのは、種子島でした。

 

ロケットの発射に、「地球が自転をする力」を利用するならば、日本の最南端の沖縄が良いはずでは!?と思いますよね。

 

沖縄が日本に返還されたのは、1972年なんです。

ロケット開発が始まった当時の、日本の最南端は、鹿児島県でした。

 

では、なぜ九州本島の鹿児島県ではなく、島だったのか?

 

ロケットの発射が失敗に終わった時は、海に墜落させるのが一番被害を出さずにすみます。それで、九州本島ではなく、海に囲まれた島が選ばれたとのこと。

 

こうして、種子島は、日本の中で「宇宙に一番近い島」となりました。

 

 海に囲まれた種子島のロケット発射場は、「世界一美しい発射場」と言われています。

 

同じく鹿児島県に「内之浦宇宙空間観測所」があり、小型のロケットは、ここから打ち上げられます。

 

この「内之浦宇宙空間観測所」と同じ町内に、2015年に、新しく学校が作られました。

 

<鹿児島県立楠隼中学・高校>

http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/nansyun/

 

全国的にも珍しい公立の全寮制男子中高一貫校です。

公立の学校ですが、募集は全国から。

 

町内にJAXAの施設があることから、JAXAとの連携による宇宙学講座の定期開催があるとのこと。

 

宇宙が大好きな男の子ならば、早くから宇宙を学べる学校も、面白いかもしれませんね。おねがい

 

今回は、ここまでです。

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