今回は、「来年の中学入試の理科に、「はやぶさ2」は出題されるか?」についてです。
「はやぶさ2」は、日本が打ち上げた宇宙探査機です。
2014年12月に打ち上げられて、2019年2月に小惑星「りゅうぐう」に着陸。地面に弾丸を打ち込み、舞い上がった岩石の粒子を採取に成功しました。
そして、今は、今年(2020年)11月か12月の地球への帰還を目指して、宇宙を航行中です。
(小惑星「りゅうぐう」の名前の由来:小惑星には微量の水分があると予想されていて、「水」と関連のある「竜宮城」から名前をとったそうです。粒子をカプセルで持ち帰ることと、浦島太郎の玉手箱にちなんだ名前でもあるそうです。)
「はやぶさ2」は、採取した小惑星「りゅうぐう」の粒子を持ち帰ることがミッションなのです。
打ち上げから6年。今年末、無事、地球に戻ってきてほしいです!
「りゅうぐう」の粒子を持ち帰ることができれば、これを調査することで、太陽系の生命の起源に関する情報が得られるかもしれないそうですよ。
「はやぶさ2」は、有名な宇宙探査機「はやぶさ」の2代目です。
「はやぶさ」は、2003年5月に地球から打ち上げられて、小惑星「イトカワ」の表面の粒子を採取したのち、数々のエンジン故障を乗り越えて、2010年6月年に地球に帰還。
「イトカワ」の粒子の入ったカプセルをオーストラリアのウーメラ砂漠に投下することに成功。粒子は、研究者が種々の調査をしているとのことです。
「はやぶさ」についての映画も大人気になりました。
(小惑星「イトカワ」の名前の由来:「日本のロケット開発の父」である糸川博士にちなんで、命名されたそうです。)
ところで、この「はやぶさ」ですが、地球帰還の翌年(2011年)、開成中学校の理科の入試問題に出題されています。
「はやぶさ2」の地球帰還が成功すれば、宇宙科学の大成果でもあるので、来年、どこかの中学で、理科の入試問題として出題される可能性もあるかもしれませんね!
今回は、ここまでです。