今回は、2021年の中学受験は例年通りの日程で実施されるのかについてです。
昨日(6/17)、大学入学共通テストの日程についての報道がありました。
○今年度行う大学入学共通テストについて、文部科学省は17日、高校、大学などの各団体と協議し、予定通り来年1月16日、17日実施とする文部省案で合意した。従来は1週間後に行う追試は2週間後に延ばし、コロナ禍で学習が遅れた生徒も受験できるとした。(朝日新聞デジタル2020/6/17/22:02)
予定されていた日程から、変更のないものと、変更があったものについてまとめてみます。
【予定通り】
・大学入学共通テスト(1/16,17)
・2月以降の大学の一般選抜
・学校推薦型選抜(旧推薦入試)
(2020年11月出願開始)
【予定変更】
・総合型選抜(旧AO入試)
→ 9月1日出願開始予定を2週間後ろ倒し
・大学入学共通テストの追試
→ 本試験の1週間後から2週間後へ後ろ倒し
【共通テスト追試について】
追試は、本来は病気などで受験できない人が対象で、インフルエンザ等を考慮して1週間後だったのだと思われますが、今年度は新型コロナウイルスの潜伏期間を踏まえて、2週間後とのことです。
また、体調による理由だけではなく、長期休校による学習の遅れを理由に出願時に選ぶことも可能となりました。
さらに、例年は2カ所だった追試会場は47都道府県に拡大される、とのこと。
病気などで追試を受けられない場合の追試も、さらにその2週間後に設けられます。尚、本試験と追試の得点調整はなしです。
【中学受験の日程】
ここで、中学受験では、日程の変更はないのかについて考えてみます。
大学入試に関して、日程で変更があったのは、追試を除けば、9月1日の総合型選抜の出願開始です。
一方、11月の学校推薦型選抜、1月の共通テスト、2月の一般選抜の日程の変更はありませんでした。
このことを踏まえると、1月の関西や埼玉県、千葉県、さらに2月の東京都、神奈川県などの中学入試の日程の変更はなく、従来通りの日程で実施されるのではないかと思います。
今年度の受験生は、コロナ禍の影響で学習を進めることも大変だと思いますが、体調に気をつけて力を発揮できるように願っています。
今回は、ここまでです。