今回は、日能研の5年生の育成テスト(2020年6月20日実施分)の出題範囲と、出題意図についてです。
ピヨ太の1学年下以降のお子さんが、この時期にどのような範囲を押さえておくべきかを考える時の参考として、書いてみました。
出題意図は、おばばが「こうじゃないかな」と考えたもので、日能研が本当にそう考えているかは分かりません。そんな前提で読んで下さいね。
1.算数
(出題項目)
平均、平均算、消去算
(出題意図)
○平均の意味を理解しており、平均を計算できる。
○平均についての短い文章題を解ける。
○平均算の文章題を解ける。
○消去算の文章題を解ける。
2.国語
(出題項目)
○漢字
○二字熟語
○助詞の働き
○論説文(2問)
(出題意図)
○基本的な二字熟語を覚えており、漢字で書けるとともに、意味が分かる。その適切な使い方を理解している。また、ある状況を設定した時、その状況に該当する二字熟語を選ぶことができる。
○論説文について、筆者の論理展開を理解し、部分と部分のつながりが、順接、逆接、例示、追加なのか理解し、接続詞を選択できる。
○論説文について、書いてある事実関係を正確に把握し、内容が適合する文章を選択肢で選べる。
○論説文について、筆者の主張を正確に理解し、内容が適合する文章を選択肢で選べる。
3.理科
(出題項目)
水溶液、溶解度
(出題意図)
○水溶液の特徴(透明、ろ過しても残らない、どこでも同じ濃さ)を覚え、理解している。
○固体の水溶液ついて、より良く溶かす方法(温度を上げる、かき混ぜる)を覚え、理解している。
○代表的な水溶液の液性(酸性、中性、アルカリ性)、溶けているものについての知識(固体、液体、気体か。溶けているものの特徴を含めて。)、溶けているものを取り出す方法(再結晶、水の蒸発)について、覚え、理解している。
○リトマス紙、BTB液の液性による色の変化を覚えており、代表的な水溶液でどうなるかが分かる。
○多くの水溶液について、液性、におい、加熱といった実験を行い、その結果を説明した文章から、それぞれの水溶液名を確定することができる。
○溶解度について、理解しており、水の量、温度を変化させた時の解ける量や再結晶で出てくる量を計算できる。
4.社会
(出題項目)
米作、野菜作り、水産業、畜産業
(出題意図)
○米作について、生産高1~3位、東北日本で盛んな理由、有名な平野とそこで行われる工夫、グラフの読み取りができる。
○野菜作りについて、はくさい、キャベツ、きゅうり、ピーマンに関して、特徴的な県やそこでの栽培方法(促成栽培、抑制栽培)、そのメリット・デメリット、近郊農業について、理解し、覚えている。
○日本の水産業と、海流との関係(三陸沖、潮目)、大陸棚との関係を理解し、覚えている。
○漁業と200カイリの関係について、理解し、関係知識(沿岸漁業、沖合漁業、遠洋漁業など)を覚えている。
○養殖業について、「のり」で有名な有明海と、のりの養殖に適している理由、「かき」で有名な広島湾、松島湾と、その理由、日本の海面養殖業の抱える課題(石油代)などについて、理解し、覚えている。
○畜産業について、有名な都道府県とその特徴、日本の畜産業の課題(広い土地の不足や飼料の輸入問題)について、理解し、覚えている。
今回は、ここまでです。