今回は、朝日小学生新聞のSAPIXの広告欄に、開成中学校長のインタビューが掲載されていたので、そのポイントをまとめてみました。
インタビューを受けたのは、2020年4月1日から、前柳沢校長に代わって開成中学校の校長になった野水勉さんです。
それまでは、名古屋大学で30年近く国際交流などを担当し、多くの海外大学と学生交流を進めてきたとのこと。
それでは、野水校長のインタビュー(2020年実施)のポイントです。
〇開成では、ここ10年、海外大学への進学者が増え、2020年にはケンブリッジ大 学やイエール大学などに10名が進学。
〇日本の学生が海外大学で学ぶには、高い語学力(TOEFL iBTで100程度)が必要。 しっかりした目標、モチベーションがあれば、開成でiBTで90~100が達成可能。
〇実践的な英語4技能を伸ばす教育に取り組んできた。
・ほとんどの教員が英語での授業が可能
・7名の英語ネイティブ教師
・高校では、毎日7、8時限目に希望者を対象として英語の少人数の特別講座を開講。海外大学での学びを見据えたライティング講座、世界のニュースを題材にしたディスカッションを実施。
・年2回、海外大学の留学フェア
・留学カウンセラーが、欧米の大学事情を踏まえ、必要な準備についてアドバイス
・中3、高1を中心に年間約50名が3週間程度のサマープログラムに参加(7月のプログラムの場合、期末試験を免除)
〇前柳沢校長がICT教育に関心を持っていたこともあり、4月の始業式の直後から、コロナ下でも、遠隔授業で対応できた。1学期の中間試験を実施できた学校は少ない中、遠隔で中間試験を実施。
〇運動会は中止だったが、高校生と新入生の交流の企画、バーチャル文化祭を目指すなどの取組。
〇現在、150周年記念事業として、新校舎を建設中。2024年に完成予定
今回は、ここまでです。