おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

中学受験の厳しい競争中で思ったこと!

今回は、元外交官の孫崎享さんの本の紹介文を読んで、印象に残ったので、書いてみます。

→子どもが中学受験勉強の最中に書いた内容です。

 

「38億年の生命史に学ぶ生存戦略」(稲垣栄洋著)についての読書日記として、雑誌に掲載されていました。

 

まず、本の内容としては。

 

「ナンバーワンしか生きられない。これが自然界の厳しい掟である。」とのこと。

 

それなら、地球上でなぜ、こんなにたくさんの種類の生物がいるのか。

 

そして、ある実験結果が紹介されます。

 

同じ水槽に、ゾウリムシとミドリゾウリムシを飼うと、どうなるか。

共存するとのこと。

 

ゾウリムシは水槽の上の方で大腸菌を餌にして、ミドリゾウリムシは水槽の底の方で酵母菌を餌にするそう。

 

ゾウリムシは、水槽の上でナンバーワンになり、ミドリゾウリムシは水槽の底でナンバーワンになった。

 

全ての生き物は「ナンバーワンになれる場所を持っている。」そうです。

 

そして、個人や組織が生きていく上で、ナンバーワンになるニッチな場所を探すという「戦略」の重要性について書いてあるようです。

 

確かに、そんな戦略は重要かも。

 

でも、こんな内容を読むと頭に浮かぶのは、「ニッチな場所でナンバーワン」って、簡単に言うけど、大変じゃない? 

ナンバーワンになれる人や組織って、ほんの一握りでしょ。

 

そんなの無理じゃないの? と思いました。

 

でも、もう一度考えてみると。

 

単細胞動物のゾウリムシも、ミドリゾウリムシもナンバーワンなのか。

 

人間でも、これまでの長い歴史で、戦争、飢饉、病気などなどを潜り抜けて、今生きているのは、今のそれぞれの個人が暮らしている(ニッチな?)環境に適したナンバーワンの人たちばかりのはず。

 

だって、38億年の生物の歴史、そして、長い人間の歴史において、「ナンバーワンしか生きられない自然界の厳しい掟」の中で、生き残ってきたんだから。

 

自分も、テストで常に順位付けされる子どもも、これはもう、「生き残る

ためにナンバーワンになる」じゃなくて、「既にナンバーワンなんだ!」と思うことにしました。

 

そんなふうに楽観的に考えると、「ナンバーワンしか生きられない自然界の厳しい掟」も、厳しいばかりなくて、その掟が正しいほど、自分への自信につながる気がします。

 

ゾウリムシとかミドリゾウリムシもナンバーワンなんだから、自分とか子どもとか、人間は皆、かなりスーパー上位のナンバーワンと思うと、楽しいです!

 

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今回は、ここまでです。

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