中学受験の入試に「1教科受験」があります。
2月1日の午後などに、算数だけの1教科で入学試験を実施するものです。
先陣を切ったのは、約25年前から「算数1教科入試」を始めた攻玉社中学のようです。
日能研の「私学のナカミを知る会」での攻玉社の先生の説明の中で、「当時は、他の学校では実施していなかった算数の1教科入試と帰国子女学級を設けたことが、学校が飛躍するきっかけとなった」というお話がありました。
この「算数1教科入試」は、ここ数年で急激に広がったようです。
2月1日 午後
巣鴨中学
東京都市大学 等々力中学
三田国際学園
2月2日 午後
高輪中学
2月5日
等があるようです。
おばばの勉強不足で、他にもあるかもしれません。
ここ数年は、午後受験をされるお子さんが多いようです。
午後受験、以前はなかったですよね。
最近は、中学受験の準備期間が長期化しているので、たくさんの学校を受験して、必ず合格を得たいと考える流れがあるのかも知れません。
巣鴨中学については、塾の面談の席でお話がありました。
2月1日に東京の御三家等の難関校を受けたお子さんが、同日午後に受験する併願校として、とても人気のある学校なので、実際に受験するかどうかの検討はしておいて欲しい、とのお話でした。
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そこで、巣鴨中学の算数選抜について、調べてみました。
「算数1教科入試」は、2020年度で3回目になるようです。
初回の2018年度は、定員20名に対して志願者508名。173名に合格を出し、定員の倍以上の生徒が入学した、とのことです。
2回目の2019年度は700名超の志願者が集まる人気ぶり。
日能研の「私学のナカミを知る会」で、担当の先生は「たくさんの志願者がきたので、想定以上に合格ラインを高くせざるを得なかった」とおっしゃっていました。
入試問題は5問。
難解な問題だけではなく、計算力など日々の努力が問われるような出題もある。
最後の記述式の問題は、長文の会話形式による文章題。読解力、表現力、素早い処理能力が問われるような問題。
(Education DIAMOND Web 2020/8/27)
今後も引き続き、情報を得ていきたいと思います。
今回は、ここまでです。