12月20日、PRE合格判定テストがありました。
毎年12月、5年生が外部会場や校舎で受験し、志望校判定の出るテストです。
同日・同時間帯の志望校は申し込めないため、本番さながらのスケジュールを組んで登録し、志望者の中の順位も出ます。
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いつもの公開模試と同じように、「集計・偏差値分布表」があります。
「集計」は、受験者の点数や順位、偏差値です。
今回は、その他に「平均偏差値でみる志望校グラフ」「合格判定」がありました。
「平均偏差値で見る志望校グラフ」を見てみます。
( ※このグラフは、日能研が例として示しているもので、我が家のものではありません。)
(1)(2)(3)(4)には、それぞれ第一志望、第二志望という順番で、学校名が入ります。第八希望まで、登録したとおりに入ります。
青い帯は、該当者の1年間の最高偏差値から最低偏差値までの範囲。
点線は、平均偏差値。
実線は、今回の偏差値です。
この学校名の位置する場所は、その学校のR4偏差値(合格予想確率80%)です。
例えば、開成中学はR4で72で、この該当者の偏差値の範囲(青い帯)の上に位置しています。
次に、「合格判定」を見てみます。
( ※このグラフは、日能研が例として示しているもので、我が家のものではありません。)
こちらは、今回のPRE合格判定テストだけに基づいた結果となっています。
▲R4(合格予想確率80%)、▲R3(同50%)、▲R2(同20%)の位置が示されています。それぞれの範囲の中で、さらに☆の数で可能性の度合いが示されています。
今回の結果が、★★★★★のラインです。
該当者は、偏差値72で、開成中学R4と同じ偏差値です。R4ラインを超えた上で、★2個となっています。
「期待値」というのは、今回のテストで、正答率の高い問題を正答していたら、この偏差値になるので頑張って下さいという、伸びしろ部分のようです。
左側の表では、「前年度の受験者平均偏差値」「前年度の合格者平均偏差値」があります。
また、今年度の6年生の「志望者数」「志望者平均偏差値」もあり、参考になります。
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今回は、このような志望校登録が初めてのテストでした。
志望者の中での順位を見るために、ややチャレンジ気味で登録をしたご家庭も多いと思います。
例えば、A校、B校、C校が同日にある場合、現実的な志望校としてはB校やC校を考えているけれど、今回はとりあえずA校で登録した、というような場合です。
我が家も実際、完全に志望校が定まらないまま、まずはA校で登録してみようという感じで、登録をしました。
そうすると、B校、C校での志望者の中での順位は、実際の受験とは違ってくるので、参考程度ということもあるかもしれません。
その場合も、「前年度の合格者の平均偏差値」と、今回の偏差値を照らし合わせて、可能性を探ってみるということになると思います。
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今回は平均点が低めだったこともあり、上位層は、順位は普段と同じでも、偏差値は高めに出ました。
R4と比較する場合は、今回の偏差値だけではなく、お子さんの平均偏差値をみると良いかもしれません。
また、上位層の志望校は変わらないと思われるので、今回の志望者の中での順位は参考になります。例年の日能研からの合格者数が何人くらいかを調べて、今回の志望者の中での順位で、様子が分かるのではないでしょうか。
今回は、ここまでです。