おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

新年・中学受験生に贈る言葉

 

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

__________🎍

 

2021年、新年が始まりました。

 

中学受験生がいらっしゃる家庭にとっては、年が改まることで受験が近づいてきたことが更に意識され、引き締まった気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

 

自分が中学生の頃でしょうか。

 

国語の教科書か何かで、「自分が子どもの頃に印象に残った言葉」を2つ紹介している文章がありました。(作者は忘れてしまいました。)

 

その作者が紹介していたのが、次の2つの言葉です。

 

【少年老いやすく学成り難し】

【艱難汝を玉にす】

 

今、6年生で、中学受験を目前に控えたお子さんには、

【艱難汝を玉にす】

を贈りたいと思います。

 

「困難な経験が人間を大きく立派に成長させる」との意味です。

 

グーグル先生によると、これは西洋のことわざ「Adversity make a man wise」

を訳したものだそうです。

日本語訳の方が大分、味のある表現になってますね。

 

中学受験は、志望校に合格することも、不合格のこともあります。

 

それでも、昔とも比べ物にならない、今の本当に厳しい中学受験勉強を経験し、

合否は別として、本番の受験までたどり着くことは、正に、

「艱難」=本当に困難であっても、貴重な経験なのではないでしょうか。

 

その貴重な経験は、必ずや、子どもの成長に大きく役立ち、その後の人生の糧となると確信できると思います。

 

「贈る言葉」で思い出しました。

海援隊の「贈る言葉」です。

 

「信じられぬと嘆くよりも、人を信じて傷つく方がいい」

 

これは、人間関係についての詞ですが、「人を信じて」を「自分を信じて」と言い換えれば、中学受験にも、そのまま当てはまるのではないでしょうか。

 

「志望校に受かるかどうか分からないし、受験のプレッシャーもある。もう勉強やだ。」と、お子さんは、たびたび思うのではないでしょうか。

 

それでも、「自分が合格すると信じられなくても、例え合格できなくて傷つくとしても、頑張ってみる。それこそが重要なんだ」と、金八先生が伝えているような気もします。

 

「艱難汝を玉にす」

 

6年生の皆さん、身体に気をつけて、最後のラストスパート、頑張って下さい。

 

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そして、ピヨ太をはじめ、5年生には、

【少年老いやすく、学成り難し】

を贈りたいと思います。

 

これは、中国(南宋)の朱さんの詩とのことです。

18才で進士に合格した秀才で、その後、役人生活を早期に切り上げ、学問に没頭し、

「朱子学」を打ち立てたそうです。

 

このあと、

「一寸の光陰軽んずべからず」

と続きます。

 

この言葉を紹介する文章を書いた作者は、子どもの頃にこの言葉を知って、居ても立ってもいられなくなり、勉強を始める気持ちになったそうです。

 

ピヨ太に、この言葉を教えても、居ても立ってもいられなくなり勉強を始める、といったことにはなりませんでした。

 

それでも、とにかく、1年間はあっという間に過ぎるのでしょう。

 

まさに「光陰矢のごとし」です。

 

1年後、受験日に問題用紙を前にして、「もっと頑張っておけば良かった」と後悔するのではなくて、「やるだけやった」と思えるならば、結果がどうなったとしても、中学受験は成功なのではないでしょうか。

 

「少年老いやすく、学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず」

 

最後の1年間を、悔いなく過ごすことができますように。

 

今回は、ここまでです。