おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

子どもの能力を引き出す勉強法(開成前校長の柳沢さんの方法)

今回は、2021年1月1日付の朝日小学生新聞に、開成中学・高校の前校長の柳沢幸雄さんが、子どもの能力を引き出す教育方法について、紹介されていたので、ポイントを紹介します。

 

これは、サピックスの広告ページで、柳沢さん(現・北鎌倉女子学園長)とサピックス代ゼミグループの共同代表の高宮さんとの新春教育対談の中で、柳沢さんが紹介していた内容です。

 

『競争においていかれることなく、能力を引き出して自信をつけることで、「自己肯定感」を持てるようになるためには、”脳”動的な教育が重要』とのことでした。

 

”脳”動的な教育って、何なのでしょうか?

 

「東大思考」という本を書いた西岡壱誠さんという方がいるそうです。

 

高3の時の偏差値が35で、2年浪人して東大に入ったとのこと。

 

西岡さんが家庭教師をしていて、子どもたちに、「その日に学校で何を勉強したか」を聞いても覚えていないことも多いそうです。

学校の授業を聞いてないわけではないけど、頭に残っていない。

 

西岡さんも、そんな残念な勉強方法だった。

そこで、東大生にインタビューして、聞いたことを忘れないようにするには何が必要か考えた。

 

その結果、聞いたことを頭で咀嚼して、自分で発言して、他人に伝えることで、頭に残ることが分かったそうです。

 

池上彰さんも、似た話をしていたとのこと。

 

バラエティ番組でニュース解説を行うと、1週間後、よく覚えている芸人と忘れてしまっている芸人がいる。違いは何か。

 

覚えている芸人は、池上さんから聞いたことを得意気に仲間の芸人にしゃべっていたそうです。

 

柳沢さんは、右耳で聞いたことが左耳から抜けないように、途中で90度曲げて口から出すことが重要といってます。

これが、「”脳”動的な教育」、アクティブラーニングだそうです。

 

口に出すことで、本当に理解した上で記憶が定着する。勉強にもついていけるようになるし、自信や自己肯定感を持てるようになる。これがポイントだそうです。

 

サピックスの高宮代表も、子どもが塾から帰ったら、「何を勉強したの?」と聞いて、お子さんが生き生きと話をするようになるといいですね、と応じていました。

 

そういえば、算数で、子どもに問題の解き方を親に説明をしてもらうと、よく子どもの頭に定着すると聞きますよね。

 

これも、柳沢さんの言う、”脳”動的な教育なのでしょう。

 

親としても、子どもの勉強に積極的に並走することが重要なんですね。

新春対談を読んで、受験学年を目前に、気持ちが引き締まる思いがしました。

 

今回は、ここまでです。

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