おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

海城中学説明会に参加【私学のナカミを知る会(日能研)】

日能研の学校説明会「私学のナカミを知る会」の、海城中学校の回に参加しました。

 

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海城中学校は、明治時代に海軍兵学校の予備学校として設立されました。

建学の精神は、「国家・社会に有為な人材を育成する」。

現在は、「フェアーな精神・思いやりの心・民主主義を守る意思・明確に意思を伝える能力」にあふれた「新しい紳士の育成」を教育目標に掲げています。

都内屈指の進学校で、高校入学のない中高一貫男子校。

 

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会場には、入試広報室の先生が来て下さっていました。

海城が、長年の教育の中で、試行錯誤してきたことも、率直に話して下さいました。

 

一番印象に残った話は、どのようにしたら、生涯積極的に学び続けられる姿勢をつくることができるのかということ。

 

30年ほど前のことです。東大生の中での留年率が最も高いのが海城高校卒業の学生だという事が分かったそうです。

高校が生徒の力を押し上げて、頑張って進学実績を出しても、大学へ入って燃え尽きてしまうのは、残念。燃え尽きない、学びに積極的な学生を育てるにはどうしたら良いのかと、試行錯誤を始めたとのことでした。

 

素晴らしい教育内容や試みについては、たくさんの説明があったので、全てを書ききれませんが、一つ挙げるとすれば、中3の卒業論文でしょうか。

取材やフィールドワークを重ね、文献も読み、最低で30枚、生徒さんによっては50~60枚の論文を書き上げるそうです。

1年がかりの取り組みで、取材のアポイントメントの取り方等、イロハから教えるとのことでした。

 

そうした教育を受けた海城の卒業生は、大学でも留年をする学生はほとんどなく、積極的にゼミ等にも参加して、活躍をされているそうです。

 

中学受験の過酷な勉強を続けて、入学後に燃え尽きる子もいるという話も聞く中、積極的な学びを続ける卒業生を育てるために、海城が試行錯誤したお話は、他人事とは思えない、貴重な経験に思えました。

 

 

【学校生活について】

・人懐っこく、のびのびとした子が多い。

・男子校特有のオタク気質もある。

・色々な子がいて、どの子にも居場所がある。

・無我夢中で取り組める部活、友人と出会える。

・部活は兼部できる。

 

【クラスについて】

・40~42人学級×8クラス

・クラス替えは毎年ある。

・学年主任、担任は6年間持ち上がり。

・習熟度別クラス分けはない。

・高2、高3は文理に分かれる。

以前は文5クラス、理3クラスくらいだったが、最近は文2クラス、理6クラスなど、理系志望の生徒が多め。時代の変化を感じる。

 

【入試について】

・出願に、通知表のコピーが必要。前期・後期の場合は、前期のみ。3学期制の場合は、1、2学期のみ。長期休みで、通知表が手元にあるうちにコピーを取っておいてください。

通知表は、入試、入学後のクラス分けの参考に使います。

・教科ごとの足切り点はあるが、そんなに高くない。足切りにかかるようでは、そもそも4教科でボーダーを超えられない。

・1回目入試、2回目入試と連続受験の優遇はない。

・1回目、2回目の難易度は変わらない。出題傾向も同じなので、過去問で勉強してほしい。6割以上の点数を目指して。

・算数は問題数が多い。社会は記述がある。

 

【その他】

・オンライン個別入試相談あり。現在、予約受付中。HP上に黄色のバーがある。

・メールでも質問を受け付けている。

 

海城HPのオンライン文化祭は、生徒が運営している。先生方の説明会よりも上手なので、ぜひ見てほしい。

kaijofes.com

 

 

今回は、ここまでです。

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