日能研の学校説明会「私学のナカミを知る会」の、本郷中学校の回に参加しました。
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本郷中学校は、大正時代に設立された男子校。
2020年度に高校入試をやめて、完全中高一貫校となりました。
花園常連校だったラグビー部を始め、全国区のサッカー部などスポーツで有名な学校でしたが、近年では進学実績の良さでも知られる難関進学校となっています。
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説明会に来て下さった先生は、快活で溌溂とした、感じの良い方でした。分かりやすく面白いお話に引き込まれて、あっという間の1時間半でした。
先生ご自身が父親としてご苦労された、ご家庭の中学受験のお話も取り混ぜつつ、本郷と他校の良さも比較されつつ、受験校として、また、通う学校としての本郷中学校について、とても率直に話して下さいました。
子どもが本郷中学校に通った時のイメージがよくつかめました。
【授業について】
本郷ならではの取り組みに、「本数検」「本単検」「数学合同授業」があります。
「本数検」
中学は学年ごと、高校は学年を超えて共通問題を解き、独自の段級が認定され、表彰式もある、本郷の数学検定試験です。
高校では、1年、2年、3年のどの問題に取り組んでも良いとし、1年生に今後の難しい問題を見せるのが目的だったそう。
ところが、ある年。高1の生徒が3年の問題に取り組み、満点を取りました。3年生の段に名前が載り、話題になりました。次の試験では、それに刺激を受けた別の高1生が、今度は1,2,3年全ての問題に時間内に取り組み、満点を取ったそうです。本数検の歴史を塗り替えるにはこうするしかない、と。
そんなガッツのある生徒さんの努力をしっかり出せる場を用意してあるのは、とても良いことだと思いました。
「数学合同授業」
中1生と中2生が、出席番号順にペアを組んで、数学を教えてもらうそうです。数学だけでなく、中間試験のコツなども。
本郷は、このように学年ごちゃ混ぜで、人と人の関わり合いの多く学校だと強調されていました。
学校にプール施設はありません。
水泳授業は中2のみで、近所の民間のプール施設で、3回ほど行います。移動時間も含めると、実質泳ぐのは、各回15分~20分ほど。
北島康介さんの出身校ですが、水泳指導に期待はしないで下さい、とのことでした。
【進学について】
現役進学率が高いです。(70%くらい。)早慶への合格率は、全国一。現役で早慶に合格出来たら、浪人せずに進学する子がほとんど。
早慶以外の大学への推薦枠は、余っています。
【入試について】
2月1日 100名
2月2日 140名
2月5日 40名
当日の14時に、解答を配信します。
持ち帰った問題用紙に、子どもが解答を書き込んでいれば、自己採点が可能です。
毎回、当日の夜に合格発表。
不合格の場合は、希望者には得点の開示をします。希望者は、以下の時間内に来てください。
2/1,2,5は、19時から20時
2/3,6は、9時から10時
以上は、現時点での予定です。
繰上げ合格者は、複数回実受験者から選出します。最初から加点はしません。
※本郷熱望の場合は、開示してもらった得点により、その後の日程を受験するかどうかの判断ができると思います。
当日は、本郷中学校のパンフレットとともに、進学レーダーの本郷の紹介ページが配布されました。
本郷での生活が、楽しく成長できる6年間であることが感じられる説明会でした。
↓去年の説明会の様子は、こちらです。
今回は、ここまでです。