中学受験の2022年組。
1年延期されたオリンピックが、まさかの天王山の夏休みと重なりました。
オリンピックはほどほどに見ようと軽く考えていましたが、いざ始まってみると、日本が続々と金メダルを取る、目が離せない展開です。
子どもは勿論、親も観たいオリンピック。
6年生のご家庭ではどうされているのでしょうか。
柔道。スケボー。卓球。体操。ソフトボール。
どれも、ついつい見てしまいます。予選から見始めたりすると、さらに長い観戦時間となってしまいます。
授業の復習をして、授業で扱わなかった問題もして、428(四つ葉)問題も、メモチェ(メモリーチェック)も、語句もどんどん進めて。
他にも校舎からの課題。間違えた問題の解き直し。
時間がいくらあっても足りない状況なのに。
受験生の親なので、おばばとおじじはかなり自制しています。
それでも。
普段テレビを見ないピヨ太ですが、今は少しの時間が空くと、さっとテレビをつけるようになってしまいました。
そうすると、何かは必ずやっていて、一度見始めると、どうしても最後まで見たくなります。
オリンピックは、受験の敵なのか!?
そんな言葉まで浮かび、一日に10時間以上も勉強をするお子さんもいると聞くと、気持ちも焦ります。
そこで。
もし、オリンピックのやっていない天王山の夏休みだとしたら、と仮定してみます。
我が家のピヨ太は、寝る間も惜しんで、机にかじりつき続けたでしょうか?
恐らく、ある程度は真面目に取り組むでしょうが、すき間時間には、何らかの楽しみを見つけて息抜きをしていたのではないでしょうか。
そう考えると、今のピヨ太も家にいる間中テレビを見ているわけではないし、それなりには自制して、勉強を頑張っています。
何らかの楽しみを見つけたはずの息抜きが、今の状況ではそれがオリンピックになっているだけとも言えます。
とりあえず、おばばは「オリンピックは受験の敵ではない。」という結論を出し、天王山の夏休みの中で上手におつきあいしていきたいところです。
大人も子どもも、釘付けのオリンピック。
ここ数日、大興奮や感動がたくさんありました。
日本の金メダルラッシュの感動や、選手たちの笑顔に幸せを頂きました。
そんな中、おばばが印象に残った外国選手を一人書いてみたいと思います。
それは、卓球のルクセンブルグ代表のニー・シャーリエン選手です。
(NHK WEBより)
4連休中のことです。
ピヨ太の夏期講習に行っている間、おじじとオリンピックを観戦していました。
テレビをつけたら映っていたのが、ニー選手です。
最初は、コーチかと思いました。そしたら、試合を始めたんですね。
「何歳なんだろう!?」
見ると名前の横に(24)という数字があるのです。
「いや、でも24歳には見えないよね。」
と言いながら、観戦。
このニー選手、どっしりと真ん中あたりに立って、全然動かないんです!端の方に打ち込まれたら、身体を反応もさせないで、そのまま見逃します。
一方、10代の相手選手は、右に左にと敏捷に動き回ります。
「これじゃ、勝てないよね。」
でも、何だかやたらと強いのです。
どしりと真ん中に位置取りながら、相手選手を翻弄します。ラケットをペンのように握る「ペンホルダー」で、すいすいと捌いていきます。
タイムアウト中にコーラをがぶ飲みする様子からも、目が離せません。
結果は、フルゲームまでもつれた接戦のうえ、惜しくも敗れてしまいました。
調べてみると、ニー選手は58歳。この種目では史上最年長の出場だったそうです。
そして、中国代表として38年前に今回と同じ会場の東京体育館で行われた世界選手権に出場し、団体と混合ダブルスで金メダルを獲得した、レジェンドだったのですね。
それにしても、あと2年で還暦を迎えようとするニー選手が堂々とオリンピックで活躍する姿は本当に素晴らしく、たくさんの勇気をもらいました。
今回は、ここまでです。