今週、品川駅のデジタル画面を使った広告が、ツイッターで批判を集めたため、わずか1日で広告取り下げになった、とのニュースがありました。
その広告とは。
「今日の仕事は楽しみですか。」
というもの。
この広告は、企業の活性化や新事業創出を支援する株式会社AlphaDriveのものだそうです。
この広告に対して、ネットでは。
「品川駅の社畜回廊、まさにディストピアな赴きがある。凹んでいるとき、こんなの見せられたら一歩も動けなくなるんじゃないか。」
(※ディストピア:反理想郷、暗黒世界)
「朝からこんなもん見せられたら病む。」
「もし出勤中にこんなん新宿で見せられたらロマンスカーで箱根行く。」
などなど、コメントが殺到したそうです。
ITMediaニュースの分析では、品川駅の実際の広告では画面が次々に変わるのでそれほど騒がれなかったかもしれないが、この会社の社長がネットに、品川駅のコンコースを全面ジャックしたとして、
「今日の仕事は楽しみですか。」
の文字が、品川駅のいくつものディスプレイに写し出され、その中を多くの通勤客がひしめいている瞬間の写真をアップされて。
その写真のインパクトが大きかったのではないか、とのことでした。
差別的だったり社会的に受容できないような言葉なら問題ですが、そうではないのに広告を取り下げることになったなんて、ちょっと息苦しい世の中だなあ、と思ったのが半面。
一方で、朝から、大変ながらも出勤している人への配慮が不足している広告を見せられるのもつらいかも、とも思いました。
そうだよね。
仕事行くの大変だもんね。
そこで、ピヨ太はどうなんだろうと思いました。
「今日の塾は楽しみなの?」
と聞いたら、何と答えるのでしょうか。
通い始めた頃は、「塾って、楽しいね!」と言っていた気がしますが、今ならどうでしょうか。
「行きたくないけど、仕方ないじゃん。」などと言われるのが怖くて、まだ、聞いてません。
6年生になると塾の日数、時間、内容が増えてきて、受験本番が近づいてくるプレッシャーもあり、「楽しく塾に行く」状況ではないかもしれません。
それでも、もし、「毎回の通塾がつらい」のだとしたら、子どもにとって、受験期がディストピアになってしまうかもしれません。
そうならないようにするには。
これは、親の役目かも。
子どもに無理強いしない。
子どもを追い立てない。
成績が悪いことや親の思う通りに勉強しないことをもって、子どもをやたらに叱らない。
そういうことも重要だなと思いました。
そうして、子どもの気持ちを汲みつつ、なるべく前向きになるようにサポートしていけたら、と。
中学受験期の思い出は、子どもがその後の人生に持って行くことになるので、
「あれは、ディストピアだった。」
とならないよう気をつけよう、そう思いました。
と思いつつ。
やっていない塾の宿題に手をつけるよう、遊んでないで勉強するよう、叱咤すること、厳しくいうことも必要。
こういうの、あったよね?
なんだっけ?
矛盾?
二律背反?
欅坂46の「アンビバレント」ですね!
I know (Hey!)
I know (Hey!)
ちゃんと勉強しなけりゃ受からない!
I know (Hey!)
I know (Hey!)
ちゃんと勉強しすぎててもディストピア!
「僕はイヤだ!」と言われないように。
今回は、ここまでです。