今回は、今後物価高が進んでいくと言われている中で、家庭では何をしていくべきかについてです。
これまで、「安い日本は何が問題なのか?」や「1ドルピザが消滅の危機」のといった、円安や物価高について、家庭を守る立場からの記事を書いてきました。
ところが、これから世界中で、更に、物の値段が上がっていくと言われています。
物価高が進んでいく(インフレが進む)ということですね。
安い物価で安心な生活を送ってきたおばばとしては、心配です。
本当に物価高は、今後も進んでいくのでしょうか?
これを考えるのに、なぜ今、世界的に物価高なのか、ネットや経済誌で調べてみました。
大きな理由は2点だそうです。
1 新型コロナ
2 ロシアのウクライナ侵攻
1の新型コロナでは、家に閉じ籠らざるを得ない期間が長かったところです。
そこで、
・世界的に消費が少なくなり、ものが売れなくなったので、企業は生産を抑えた。また、労働者も十分働けなかったなかったことも、生産が落ちた理由。
・モノ十分作られない状況で、モノ不足になったところに、徐々にコロナがおさまってきて、需要が増えてきたので、物価が上がっているとのこと。
・また、コロナで経済・社会活動の困窮のため、日本を含めて世界的に、給付金など
の予算措置を行い、金利も低くした状態で、お金をどんどん供給したので、お金の
価値が低下し、相対的に物価が上がってきたもの大きな要因だそうです。
そうこうするうちに、ロシアのウクライナ侵攻です。
ロシアは、原油や天然ガスの産出国なので、西側の制裁もあり、これらの供給が細り、電気やガソリンの値段が上がっているとのこと。
また、ロシアは、小麦などの食料供給国でもあり、これらも値段が上昇していきます。
半導体生産に必要な物質(ネオン)もロシアが多く作っているらしく、半導体も不足にも拍車。
そういえば、今日本でも、車とか給湯器とか、半導体を使ったモノを手に入れるには、時間がかかるそうですね。
コロナとロシアの戦争が原因なら、今後はどうなるのかな。
コロナは、ワクチン摂取が進み、そのううち治療薬もできて、それほどおそれなくてもいいことも分かってきたので、更に、通常の社会活動、経済活動に戻っていくのでしょう。
旅行や食事、買い物も、リベンジ消費でもあり、世界中でふえていくと思います。
すると、物の生産が元通りになるまでは、需要に押されて、物価高が続きそうです。
ロシアのウクライナ侵攻は、仮に長期化しない場合でも、原油・天然ガス、小麦などの食料、半導体に必要なネオンがすぐに元通りになる訳ではなく、こちらもある程度供給不足が長引きそうです。
つまり、コロナとロシアの両方の要因を考えても、もうしばらくの間は物価高が進みそうです。
その後、モノの共有が戻っても、高くなった物価がまた安くなるのは難しいのではないかと思えます。
これは、なかなか大変なことですね!
そこで、家庭では何をすべきでしょうか?
「気を付けなくては」と思うのが、物価高が進む(現金の価値が下がっていく)となると、世の中のダンナさんの中には、こんなことを言う方もいるのでは。
「現金の価値が下がっていくんだから、株に投資すればいい!」
確かに、しばらくは、モノが売れるから物価が上がるのだから、株も上がるのでしょう。
だけど、供給が追い付いてくれば、需要も落ち着いて、モノもそれほど売れなくなります。
また、物価高が進み過ぎると大変ということで、現金の価値を高めるために、米国では金利を上げていくそうです。
そうなると、現金と比べて、相対的にモノや株は安くなりますよね。
ということで、上がった株は、また下がります。
いつ下がるかは、分かりません。
どれくらい下がるかも分かりません。今より、もっともっと下がるかもしれません。
そうすると、株を買っても、結局お金を減らすことになりかねないです。
だいたい、世界中の株や金融のプロと戦って、簡単に儲かるわけないんです。
なので、世の中のダンナさんの「株買うべき!」は要注意かと。
そしたら、株じゃなくて、長期間使う家電などで、必要な物を早めに買っておく?
それもいいと思います。
でも、物価高が進む中で、家庭では何をすべきか?
これは、ズバリ、【教育投資】です!!
塾に行くとか、問題集買うとか、勉強のための環境を整えるとかですね!
教育投資は、株と違って投資した分が減ることはありません。
投資分は、知識や能力となって、子どもに蓄積される訳です。
むしろ、蓄積された知識や能力はお互いに結びついて、1+1=2以上に増えていくと思います。
こう考えると、【教育投資】こそ、今でしょ!
ってことだと思います。
今回は、ここまでです。