おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

【二月の勝者】中学受験はエンタメにあらず!(ネタバレなし)心をエグる15巻!

いい年の大人がですよ。

 

何かを経験して、ガラリと変わる。

 

こんな事が我が身に起きるなんて、思っていませんでした。

 

 

Before after 

 

事前と、事後。

 

 

境目は。

 

14巻と、15巻です。

 

何が起きたか?

 

14巻の発売と、15巻の発売の間に。

 

我が家は、本物の中学受験をいたしましたです。

 

ただ、それだけ。

 

それだけですが、「二月の勝者」の世界が、まるで違ったものに変わりました。

 

「二月の勝者」の世界が!?でしょうか?

 

中学受験の、あの1カ月への思いが、経験する前と経験した後では、変わったのです。

 

出かけた先の駅なんかで。

 

Nバッグを背負ったお子さんを見かけると。

 

去年の今頃は。

ほおん♡日能研仲間なのね、と目を細めて見守ったもんです。

 

今は、です。

胸の奥が、ギュゥっとなります。

 

頑張れ、頑張れと、祈るような気持ちで、Nバッグの揺れる小さな背中を見送るようになりました。

 

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バイブルのように読んでいた「二月の勝者」。

 

あの頃。

校舎長は、〇〇先生なのか、黒木先生なのか、息子のクラスはRなのか、Ωなのか、校舎のあの、元気な若手の女性の先生は、〇ちゃんなのか、佐倉先生なのか、もはや現実と「二月の勝者」の世界が入り混じり、溶けあい、何が何やら分からなくなっていた、おばばです。

 

 

一番、心に残っているのは。

 

6年12月の「出願直前保護者会」。

 

goodweatherx.hatenablog.com

この記事を書いたのは、10月14日。

 

受験まで、あと約半年。

 

段々と、緊張感が増してきていました。

現実の中学受験が、漫画「二月の勝者」の時間軸に追いつき始めてきて、自分事として、この漫画を読み始めていました。

 

 

「おばばのブログ」にたどり着いて下さった方は、特にこの記事に目を通して下さっている方は、恐らく中学受験の保護者の方々でいらっしゃるのではないかと思います。

 

「二月の勝者」15巻は、もう読まれた、もしくはこれから読まれるという前提で、細かいあらすじについては端折らせて頂きます。

 

15巻は、1月上旬の埼玉受験から、1月下旬の千葉受験までの、数週間。

 

校名こそ変えてありますが、実際に受験をした方には、どこの学校かすぐに分かり、またその風景描写のリアリズムにも圧倒されます。

 

 

おばばポイントを、一つだけ。

 

お宅も、そのホテルだったんですかい!?

 

goodweatherx.hatenablog.com

一緒のホテルって分かっていたなら、ミーハー心で、お顔を拝みに行きたかったなあ。

パパちゃんさんも、初めまして。

 

24階のアフタヌーンティー、いいですね!

行ってみたかったなあ。

 

__________☕

 

 

「二月の勝者」とは。

 

中学受験エンターテインメント漫画です。

 

前巻14巻の、島津君の海陽、じゃなかった海王の特別給付合格には、泣かされました。

張り詰めた合格発表、桜花ゼミナール吉祥寺校「一般受験枠」初の合格、特大金星、先生方の喜び爆発、子どもの巣立ちを覚悟する母の涙、心、揺さぶられました。

 

我が家の中学受験、直前。

 

あの時は、まだ「中学受験」をエンターテインメントとして楽しめたのです。

 

今巻は、楽しめない。

 

まだまだ、あの頃の感覚が、抜けていないから。

 

受験に立ち向かう、子ども達をその親たちを、楽しんで見る事は、できませんでした。

 

中学受験とは、何ぞや。

 

こういうと身も蓋もないのですが、説明会で伺った学校は、そこにいらした先生方は、どこもどこも素晴らしかった。

「みんな違ってみんな良い。」の一言に尽きます。

 

ワクワクしながら始まる中学受験。

「塾の授業が楽しかった。」

という言葉が嬉しかった、あの日。

 

あちこちの学校の文化祭へ行き、そこに通う子どもの姿をイメージしたり、説明会を聞いて、その学校の良さに触れて感動したり。

 

そうして、親は欲が出ます。

偏差値表と、成績とのにらめっこ。

 

そして、いつしか、この「中学受験」とやらに飲み込まれて、身動きもできずに走り続けてしまいます。

 

いやいや、中学受験、良かったよ!という方も多いと思います。

子どもの幸せを願っていたし、うちの子は比較的勉強が好きだった、塾も好きだった。

 

それも一面の真実であったとしても、諸手を挙げて、この道は一点の曇りなく正しい道だったと言えるのかというと。

 

おばばは、言えません。

 

 

中学受験って、何だったのだろう。

と、思います。

 

「行ってきます。」

と、今朝も、息子は出かけて行きました。

 

お弁当を持って、通学定期券をカバンに入れて。

新しいお友達ができて、新しい先生の話をして。

 

息子は中学生になり、新しい生活へと踏み出しています。

 

今、ここにたどり着いていることが、ただただ幸せです。

楽しい6年間であってほしいと、幸多き青春であってほしいと、祈っています。

 

でも、ここにたどり着くために。

 

なぜ、あんな思いをしなければならなかったのか。

 

小学生の息子は、なぜあんな大量の勉強をしなければならなかったのか。親は、恐怖と隣り合わせの数日間を過ごさなければならなかったのか。

 

その答えは、まだ出せません。

 

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感想(2件)

 

 

今回は、ここまでです。

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