テレビ朝日で、以下のニュースがありました。
20代男性 約7割「配偶者・恋人いない」、約4割「デート経験ない」男女共同参画白書｜テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
内閣府の調査によると、２０代男性の約７割が「配偶者・恋人がいない」、約４割が「デートの経験がない」とのこと。
政府関係者は、未婚・晩婚化、少子化に拍車がかかるかもしれないと危機感をあらわにし、野田聖子少子化担当大臣は会見で「一人で過ごす時間が多い人がどうやって出会っていくか」と問題を述べました。
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「デートをしたことがない」２０代の若者が約４割。
人によって感想は違うことと思いますが、ブログを読んで下さっている受験生保護者世代の皆さまは、いかがでしょうか。
おばばは、なかなか衝撃的な数字だと思いました。
恋愛は自由です。
まして、国から「産めよ増やせよ」と言われたら、自分が２０代の若者であったならば「放っておいてほしい」と反発を覚えるかもしれません。
そんな若者の個人的な領域について、おばばがぶつくさと言うのは、小うるさい蠅のようで、もう老害以外の何ものでもありません。
そうではありますが、中年の一人としては、もう率直に心配だなあと思ってしまうのです。
老害ついでに思い出話です。
昔、おじじが言っていたんですが、大学１年生の頃、ある日、友達７、８人が集まってよもやま話になった時に、「どうやったら彼女ができるのか」と一人が言い出して、そしたらその場の大半が同じ悩みを抱えていて、長いこと真剣に話し合った、と。
おじじも同じ状況ではあったのですが、「大学生が集まって、こんな事を延々と真剣に話し合うなんて、どうなんだろう。もっと、別のことを考えたりした方がいいんじゃないのか。」とも、思ったそうです。
大学にも入って、そんなことを真剣に話し合うというのもなんですが、そんな話を聞くと、中年になった今は、ただただ「青春だなあ。」の一言で、若さが羨ましいような気さえします。
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最近は、人と出会うのに、「マッチングアプリ」が流行りだそうですね。
「どうやったら彼女ができるのか」と悩んだ昔の若者たちも、今ならば「マッチングアプリを使えば出会えるんじゃね？」の一言で、話し合いも終わりそうです。
おばば世代は、出会いを求める場合は、「合コン」が流行りでした。
おばばは、独身時代は参加したことが無かったですが、結婚後、何度か「合コン」に参加しました。
いや、何だか話がややこしくなってきました。
我が家はやや早めの結婚でしたので、結婚当初、周りはほぼ独身でした。
そうすると、「ダンナさんの周りで誰かいない？」というような話がちょくちょくくるようになり、おじじの方でもたまにそんな話がくることもあり、おじじの職場とおばばの職場だったり、それぞれの友だちだったりと、何度かセッティングをしたのです。
キューピットとしては不発に終わることが多かったのですが、「どうやったら彼女ができるのか」と悩んでいたおじじの同級生も、合コンに参加していたおばばの周りも、気がつけば、おおかた相手を見つけて結婚していきました。
不況の時代ではありましたが、当時の若者は積極的に出会いを求めてもいたのだと思います。
少なくとも、２０代の頃、約４割が「デートしたことがない。」という状況ではなかった気がします。
マッチングアプリを使う若者は、デートをする相手にも出会えるのでしょうから、デートをしたことがない約４割の若者は、むしろ「マッチングアプリを利用しない」ということになります。
二極化が進んでいるのかもしれません。
理由は、色々とあるのでしょうか。
・経済状況が良くなくて、恋愛や結婚に気が向かない。
・スマホやインターネットで、ゲームや音楽等、気軽に趣味を楽しめるようになって、休日にわざわざ人に会ったり出かけたりしなくても良い。
・コロナ禍で、出会いが少ない。
・女性の社会進出による未婚という選択肢の一般化。
・以前と違って大学の勉強も大変で、社会に出てからも、若者は評価されることにさらされている。恋愛どころではない。
自分の若い頃を思い出して、「昔は良かったなあ」とか「今どきの若者は」などと言うのは、もう本当に良くない。
良くない老害です。
ただ、もう老害として、言いたい。
２０代に恋愛をしなくて、いつするの。
命短し 恋せよ 若者、です。
今回は、ここまでです。
