7/21、東京大学が「メタバース工学部」を設立するとの発表を行いました。
「東京大学が、新しい学部を作る!?」
このニュースに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
話題の「メタバース工学部」とは何か?
調べてみました。
まず、この「メタバース工学部」。
東京大学の学生が所属する「正式な学部」ではありません。
「中高生や保護者、学内外の学生、社会人らを対象とした各種プログラムの総称」だそうです。
また、東大のキャンパスに通って受講する講座ではなく、インターネット上の仮想空間「メタバース」で提供される教育プログラムとのこと。
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インターネット上の仮想空間!?
「メタバース」って何??と思われる方もいらっしゃいますよね。
メタバースは、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間やサービスを指す。(Wikipediaより)
バーチャル空間の中に、「アバター」と呼ばれる自分の分身で参加し、そこで交流や経済活動も行えるというものです。
(セカンドライフのアバターの交流)
(Wikipediaより)
余談ですが、昔おばばは、当時流行っていた「セカンドライフ」って何だろうと興味を持ち、「『セカンドライフ』とは何か」について書かれた本を読みました。(タイトルは忘れました。)
実社会の他に、ネット空間にバーチャルな世界があって、そこでアバター同士で交流もあり、アバター同士で結婚している人もいるとのこと。
また、「リンデンドル」という仮想通貨があり、経済活動も行われていて、技術のある人は建物や洋服などのコンテンツの制作をして売ったり、テーマパークを作ったり、お店もあると書かれていました。
当時、日本の大手が「セカンドライフ」に支店を出すというニュースもあり、何はともあれ、体験してみようと、おばばも参入。
最初は、自分のアバター作りだったと思います。
ドラクエを始める時に、主人公に名前を付ける時のようなドキドキ感で、顔や服装を選択肢の中から選んで。
その後、行先を選んで指定すると、そこへビュンっと飛んでいくような状態になっていました。(説明が雑ですみません。)
アバターは3Dで、うにょうにょとした動きをしていました。(「藻」のようだと思った記憶があります。)
もちろん、ログインしたりログアウトもできます。
何かコンテンツを製作したり売ったりするようなスキルもなかったので、当時のおばばのできることと言えば、面白そうな場所を探してそこへ飛んでいき、見学。
その辺をウロウロしている他のアバターの人に、話しかけたり話しかけられたりして、交流することくらいでした。
ウロウロしていたアバターは、欧米や南米の方が多かったです。
交流しかできないと、やることも限られます。
そんなに面白い会話が、じゃんじゃん繰り広げられているわけでもなく、基本的に自己紹介以外の会話はほとんどなかったです。
国籍と性別と年齢だけ聞かれて、答えた瞬間「bye」と言い残して、ビュンと消えるアバター(他の場所へ移動したようです。)や、なぜか懐かれて、おばばの行く先行く先をずっと追いかけてつきまとってくるアバターもいて、だんだんイヤになってきて、やめてしまいました。
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以上が、おばばの「メタバース」体験です。
小中高生に人気の任天堂の「あつまれ どうぶつの森」も、メタバースの一つとされています。
東京大学は、新しい教育プログラムの試みを、こうした「インターネット上の仮想空間」で行うということのようです。
(バーチャル東大より)
では、どんな教育プログラムなのかというと。
(1)ジュニア工学教育プログラム(略称:ジュニア講座)(主な対象:中高生・保護者・教師)
大学での工学の学びや卒業後のキャリアを伝える授業、商品開発のような体験型演習、研究室見学などをオンラインと対面を組み合わせて実施。
(こちらは、中高生向けでもあり、対面も予定されているようです。)
参加は無料。
講座やイベントごとに参加募集を実施して、個別に申し込みを受付。
参加募集は、ホームページで告知。
(2)リスキリング工学教育プログラム(略称:リスキリング講座)(主な対象:社会人・学生)
社会人の参加は、法人単位での申し込み。
社会人以外の参加(中高生、既卒生、高専生、大学生、大学院生など)は、当面、AI講座のみ。参加無料、応募条件があり。
今後予定されているイベントは。
・8月21日:中高生向け工学部サマースクール
今回は、ここまでです。