おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

東大王高校生クイズ甲子園の多様性

8/24、TBSで「東大王高校生クイズ甲子園」が放送されました。

 

クイズ番組「東大王」の中で誕生した企画で、今年は決勝戦が生放送で行われ、話題を呼びました。

 

「東大王」らしい、知識やひらめきを問われる本格的で楽しいクイズ番組となっていました。

 

(イラスト・おばば)

 

 

印象に残ったことを、いくつか。

 

去年王者の栄東チームはシード参加で、他に1チーム、同じ栄東高校から予選突破したチームがいました。

テレビでは、クイズ部の「監督」の先生がいらっしゃいました。

顧問ではなく監督というあたりに、栄東の本気が見えます。甲子園を目指す野球部さながらの層の厚さと熱量の部活ですね。

 

埼玉県からは、この他に県立浦和、早稲田本庄、と出場11チーム中の4チームを占めることに。

 

「クイズ王国埼玉」を名乗れそうな勢いです。

 

都道府県予選があったら、埼玉代表の座をめぐる争いは、熾烈を極めることでしょうね。

 

番組では、決勝に残った3チームの中にも、栄東、県立浦和と埼玉県が2校残り、強さを見せつけました。

 

 

緊急事態宣言下の2年前に、決勝戦で戦ったのも、この栄東と県立浦和でした。

 

「栄東はすべり止めの星」とユーモアに誇らしさをにじませ、学校への愛を見せた女子生徒の姿も記憶に新しいです。

 

goodweatherx.hatenablog.com

 

県立浦和の安定感のある強さも健在。

 

栄東は、今ではさらにレベルアップして、高校生クイズ界では「打倒栄東!」と目標とされる学校となりました。

 

 

予選を突破した中には、いわゆる「クイズ強豪校」ではない学校もありました。

 

都立の名門、青山高校は、「クイズ研究会」がまだ部活にはなっていなくて、同好会のまま。

 

また、滝高校メンバーはクイズを始めてまだ1年程度の3人で組んだチームでした。

 

 

そんな中でも。

 

今回は、いわゆる「高校」のイメージとは異なるチームが2校ありました。

 

「N高等学校」と「松江工業高等専門学校」です。

 

 

N高校とは、オンラインの通信制高校。

 

N高のHPによると、現在2万人を超える生徒が学んでいて、実際の校舎もあるそうです。

オンラインのみ、通学、オンライン通学(オンライン上で学び場に集う形式)など、学ぶスタイルが選べるとのこと。

部活もありネット上で活動を行っており、この中に「クイズ研究会」もありました。

 

「東大王高校生クイズ甲子園」に出場した3人は、同じ部活なのでお互いの存在は知っていたとのこと。

予選の時に、ネット上で初めてお互いの顔を知り、予選を突破。

テレビ番組収録の本選で、初めて実際に会ったのだそうです。

 

初めて顔を合わせた3人のチームが力を合わせて戦う様子は、遠慮もありながらも、今までネット上でつながってきた信頼感も感じられて、さわやかで好感の持てるものでした。

 

オンラインの通信制高校

 

スポーツなど打ち込んでいるものがあったり、近くに高校がなかったり、健康上の理由であったり、学校生活になじまなかったりと、さまざまな理由から、選ばれた学校であるのだと思います。

 

知的でさわやかなN高3人のチームの活躍は、高校や高校生活の多様性を示しているようで、とても素敵だと感じました。

 

 

 

 

今回は、ここまでです。

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