この時を、待っていました!
帰ってきた、知力の甲子園!
凄まじい努力と知識力に圧倒される「高校生クイズ」!
全国高等学校クイズ選手権2022
かつて、伊沢拓司さんが2連覇を達成した頃の高校生クイズは、まさに「知力の甲子園」と言われる、凄まじい決勝戦がくり広げられていました。
その後、毎年毎年、コンセプトを変えていく中で、ひらめき力だったり、チームワークの青春だったり、視聴者が「自分も参加したい」と思うような展開もあったりと、さまざまな姿を見せ続けてくれていました。
人の好みはそれぞれ。
青を好きな人も、赤を好きな人も、両方好きな人があってもいい。
でも、あえて書かせて頂きます。
おばばは、これを待っていました!
「何でこんなことを知っているのか!」
「強すぎる!どうかしてる!」
「受験学年なのに、こんな超ウルトラトリビア知識に命をかけて大丈夫か!?おばばは心配だ!」
「先読みし過ぎの早押し問題!固唾をのんで見守るぎりぎりの戦い!」
こんな「高校生クイズ」が、今年は帰ってきたのです。
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今回は、選抜方法から変わっていました。
まず、都道府県別の予選がなくなりました。
何かの競技をした方はお分かりでしょうが、都道府県別に代表一人、または1チーム(人口の多いところは2人や2チームだったとしても)という方式が、いかに偏りのあることになるか。
選抜の厳しい都道府県では、例え10番手、20番手くらいの実力であっても、他の都道府県では代表になり得るということさえ起こります。
もちろん、それだけ環境に恵まれている地域であることも事実なので、そこはそういうものとして受け入れざるを得ないのですが。
今回の「高校生クイズ」最大の変更点は、まず予選の選抜方式を、都道府県代表からの全国大会という「甲子園形式」を廃止し、地域を問わず予選上位のチームを選抜する方式としました。
また、あらかじめ「10ジャンル×各10問=計100問出題する」という形式をアナウンスしました。
その結果。
137人を抱える強豪「栄東」のクイ研からは複数チームが予選で好成績を残し、話題となりました。
上位50チーム中、9チームを栄東、5チームを灘、3チームを浦和、2チームを開成、洛南、東大寺学園が占めたということです。
2次予選は、その50チームで300点満点の難問ペーパークイズを行い、決勝大会進出の12校を決定。
テレビでの決勝大会へとつながりました。
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なぜ、知力のガチンコ勝負が復活できたのか!?
おばばは、やはり伊沢拓司さんの影響が大きいと考えています。
知力の「高校生クイズ」時代に2連覇した伊沢さんは、その後もクイズプレーヤーとして活躍し、QuizKnockを起ち上げました。
ちょうど、ナゾトキで出てきた松丸亮吾さんの人気もあいまって、「頭脳王」「東大王」「小学5年生より賢いの?」等のクイズ番組の次々と出てきて、クイズブームが到来。
伊沢拓司さんは、まさにこの空前のクイズブームを、ど真ん中で牽引している方と言っても過言ではありません。
テレビ番組にとって、視聴率は大切なもの。
昨今は、視聴者もクイズに参加しやすい「ひらめき」や「創造」をコンセプトにした高校生クイズが行われていました。
でも、現在のクイズブームの中で。
今年は、高校生クイズで「ガチンコ勝負を挑んでも大丈夫な状況」と判断されたものと思います。
とにかく、楽しかった!
大興奮した!
圧倒された!
感動した!
涙した!
高校生クイズ2022でした!
今回は、ここまでです。