今回は、親の服問題について。
入学式・卒業式は一張羅と決まっております。
紺・黒・パステルのスーツに、訪問着等のお着物も良き。
ですが。
保護者会や学校公開、文化祭等の学校行事は、皆さま何をお召でしょうか?
おばばは、今年、この「親の服」問題に、はたと行きあたりました。
徒歩で行ける小学校では、あまり気にならなかった、この「親の服」問題。
電車に乗って向かう、中学の学校行事。
何が適切なのか、考えてみたいと思います。
____________
受験生時代の印象で残っているのは。
ある公立一貫校の学校公開では、保護者のお当番(?)の方が、廊下のところどころの椅子に座っておられました。
場所に迷って尋ねてみると、丁寧に教えて下さり、有難かったことがあります。
その方は、白のブラウスに黒っぽいスーツのスカートという服装だったような。
また別の日。
品の良いイメージの男子校の文化祭で。
やはり保護者のお当番(?)の方が、ところどころで控えめに立っておられました。
柔らかめの紺のスーツをお召だったと思います。
以上を踏まえて。
外部向けの行事の中で、もてなす側のお当番としての服装が「紺スーツ」またはそれに準ずるものとして基準にすると。
一保護者として参加する場合は、「スーツ」よりもう少しだけカジュアルにというのがセオリーかもしれません。
「完全にカジュアル」でも誰に何かを言われるわけでもないでしょうし、何の問題もありません。
が、おばばの経験上、
「しまった!もう少しフォーマルにすべきだった!」
という失敗より、
「もう少しカジュアルで大丈夫だったかも。」
という失敗の方が傷が浅いのは確かです。
そこで、おばばの意見は。
「トップスはきれい目カットソーで決まり!」というものでした。
価格:16,170円 |
これをおじじに話してみたところ。
(おじじ)
「前から疑問に思っていたんだけどさ。『カットソー』って、そもそも何なの?」
(おばば)
「カットソーはカットソーだよ!CUTは裁断、SAWは縫製。裁断して、縫い合わせたのがカットソーなのでは。」
(おじじ)
「裁断して縫製してあるというなら、ほとんどの服はカットソーになっちゃわない?」
(おばば)
「ブラウスとか、セーターとかは、カットソーじゃないよ。」
(おじじ)
「そうなんだ。なんかスッキリ分かった感じがしないなあ。」
といったやりとりをしたものの、「カットソー」がホントに何なのか、今一歩分からない所があります。
そこで、調べてみました。
デサントのライフスタイルマガジンのULLRMAG(ウルマグ)に分かりやすく書いてありました!
カットソーは、「編物(織物ではなく)」「裁断(CUT)」して、「縫製(SEWN)」した服のことだそうです。
実は、Tシャツも、編物の裁断・縫製で作るので、カットソーに分類されるそうです。
そして、カットソーは、和製英語のため英語圏では通じないとのこと。
「編物」は、1本の糸を編んでいくもので、このため伸縮性や通気性に優れ、シワにもなりにくい。
カットソーの着心地が良いのは、伸縮性に優れているからなのですね!
一方、Yシャツ・ブラウス等に使われる「織物」は、縦と横の糸を交差させて織って作るので、伸縮しにくい特徴があって、ハリもあり、フォーマル感が出てくるようです。
これを読んで、「織物も、裁断して、縫製してあればカットソーという名前でもいいのに、編物だけがカットソーなのでは、なんでだろう。」
と思いつつ、とりあえず、カットソーの定義が分かりました。
それから、ニットは編物ですが、これを裁断・縫製して作った服は、カットソーではないけど、「二ットソー」と呼んだりするみたい。
やっと、カットソーが何なのか分かりましたよー!
長年モヤモヤしていた疑問が解消しました。
今回は、ここまでです。