「一生のうちで食事ができる回数は約8万8千回らしい。」と書いてありました。
どこに書いてあったかというと、2022/9/17の朝日新聞の全面広告です。
一読、「そうなんですね~」という感じで、多いのか少ないのかもすぐにはよく分かりません。
ちなみに、約8万8千回の根拠は書いてありませんでした。
それでも、大まかには計算できそうです。
(日本人の平均寿命)✖(365日)✖(3回[1日3食])
って感じでしょうか。
日本人の平均寿命は、女性:87.6年、男性:81.5年だそうです。
そうすると、平均的に80年は生きると考えると。
80年✖365日✖3回=87600(回)
となり、約8万8千回となりました。
計算方法は、当たらずとも、遠からずといったところでしょうか。
この新聞広告を読んでみようと思ったのは、
全面広告の半分以上が、大きな字の文章で埋められてて、それ自体が若干珍しい感じ。
更に、その出だしが、
「一生のうちで食事ができる回数は約8万8千回らしい。」
だったので、少しだけ興味をひかれて読み始めてみました。
内容は。
「一生のうちで食事ができる回数は約8万8千回らしい。
多い気もするが、実はすでにカウントダウンが始まっていて、献立を考える回数には限りがあり、自分はあと何回ご飯を食べることができるだろうか、と考えてみると、一食一食を大事に、できるだけ美味しく満足できる食事をしたい、」
とあり、これに続いて、
「そう思っているうちに今日何を食べたら良いか悩み、こだわり、決めきれず、その間にも常にお腹は空き続け、料理をする元気もなくなってしまった私はどうしたらいいんでしょうか。はい、逸品。」
で文章終了。
その下に、シュウマイの写真が掲載されていて、これは実は、味の素の冷凍食品である
「ザ・シュウマイ」と「海老肉焼売」の宣伝であることが分かりました。
一生での食事の回数といった大上段な出だしから、結局、献立を考えるうちに料理をする元気がなくなってしまう、とのグダグダな内容から、「はい、逸品。」と冷凍食品を提案するこの全面広告には、少し笑ってしまうとともに、味の素の焼売の冷凍食品がおばばの頭にインプットされてしまいました。
今年の新聞広告大賞に選定されても良いとまで思われる、インパクトの大きい広告でした。
ちなみに、この記事には、宣伝は含まれておらず、おばばは味の素とは何の関係も無いことを付け加えさせていただきます。
今回は、ここまでです。