今回は、「国際化」を旗印に、女子校の共学化が進んでいることについてです。
保護者にグローバル志向があり、人気を集めている学校も多いようです。
朝日新聞(2022/11/19)に、このような記事が載っていました。
その記事のポイントを学校毎に要約して、紹介します。
【千代田国際中学校(千代田区)】
〇元々、中高一貫の女子校、千代田女学園で2022年に共学の中学校をスタート
〇英語力とコミュニケーション能力を重視
(アートセラピーの専門家を招いて「今の気持ちを絵具で表現」などの授業を行うリベラルアーツ体験プロジェクトなど)
〇部活動をやめ、月謝制でプロの外部教師を招いた「アクティビティ」として実施。現在、英会話、3人制バスケットボール、社交ダンス、プログラミングの4種類。2つまで掛け持ち可能。
【広尾学園(港区)】
〇元々、2007年に順心女子学園から改称して共学化
〇インターナショナルコースを設けて、英語力を生かして、国内外の難関大への進学を目指す。
〇海外大合格者数は、徐々に増加。2021年は222人。2022年は184人で、ハーバード大やイエール大にも合格者。
【芝国際(港区)】
〇元々、東京女子学園中学高校で、2023年から共学化
〇建設中の校舎の12階建て。屋上に、テニスコートやフットサルコート
〇ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンスと連携して、一部の行事や課外活動を実施
〇6年間をかけて起業家教育を実施。中学では、課題発見能力、課題解決能力を学び、高校では、マーケティングを学ぶ。
【羽田国際中学(大田区)】
〇元々、蒲田女子高校で、2025年度から新規開校
〇羽田空港にほど近く、JALやANAと連携した授業も実施(キャビンアテンダントを招いた授業、空港見学等)
【女子校から共学化して校名変更した都内の学校】
〇1996年度:渋谷女子→渋谷教育学園渋谷
〇2006年度:嘉悦女子→かえつ有明
〇2007年度:順心女子→広尾学園
〇2015年度:戸板女子→三田国際
〇2021年度:村田女子→広尾学園小石川
〇2022年度:星美学園→サレジアン学園
〇2022年度:千代田女学園→千代田国際
〇2023年度:東京女子学園→芝国際
今回は、ここまでです。