今回は、来年の中学入試や大学入試で出題されそうな時事問題についてです。
来年の入試問題を作成する場合、原案は夏頃までに作るのではないでしょうか。
原案を作ったあとも、ダブルチェック、トリプルチェックをして、難易度、内容の適否、問題に間違えがないか、誤植はないかなどを時間をかけて検討する必要があると思いますし、それには多くの時間がかかると見込まれます。
そう考えれば、入試問題の原案を学校内で作るにしても、外注するにしても、夏頃には、出来ているのではないでしょうか。
もちろん、秋の出来事を時事問題に出題する可能性も無くはありませんが、夏頃までの出来事が出される可能性の方が大きいように思います。
そこで、来年の入試の社会(公民分野)で出題されそうな時事問題のテーマについて、ここで大予想したいと思います。
参考にしたデータは、雑誌「THE 21」(2023年5月号)に掲載されていた今年の「知っておきたい国内外の出来事」です。
この中から、公民分野で出題されそうなイベントをピックアップしてみます。
○4月1日:こども家庭庁発足
(重要事項)
内閣府の外局として設置。同じ日に「こども基本法」が施行。こども家庭庁に内閣総理大臣を会長とするこども政策推進会議を設置。
○4月8日:黒田日銀総裁の任期満了
(重要事項)
新日銀総裁は、植田和夫氏。
これまでの金融緩和で円安、物価が上がらなかった中、インフレやドルの金利高が進み、金利を上げていくかどうかが課題。ゼロ金利や日銀の買いオペ、売りオペ、国債購入などが要チェック。
○5月19日:広島サミット
(重要事項)
これから開催されるが、日本開催なので重要。過去の日本でのサミット開催地。原爆を投下された広島であり、ウクライナ戦争中なので、平和についてどんなメッセージが出るか要チェック。関連で、ウクライナ戦争関連事項や、長崎や太平洋戦争末期の知識も要チェック。
この3つが特に重要に思います。
更に付け加えるとすると。
やっぱり、4年ぶりの「統一地方選挙」ではないでしょうか。
地方政治は、国の政治の問題より出題頻度が少ないから、以外と盲点になっていることがあります。基本知識のチェックが役立つのではないでしょうか。
来年の中学入試後、覚えていたら、この「おばばの大予想が」当たった学校があるかどうか、チェックしたいな、と思います。
(どうやって、チェックしようかな。複数の難関中学の過去問を今さら買う気も起きないし。今から、大学の過去問を買い始める気も起きないし。)
今回は、ここまでです。