今回は、「医療保険を安くする方法!」についてです。
おばばが、節約のために重要だと考えているのは、「金額の高いもの、長期間にわたって定期的に支出されるものについて、費用を減らすこと」です。
これを考えると、医療保険の保険料、これを安くするのは、節約を考えた場合にとても重要だと思っています。
医療保険は金額は高いし、長期の間、毎月払う必要がありますからね。
少し古い調査になりますが、財団法人の生命保険文化センターの調査によると、平成28年の年間支払保険料は、男性で22万8千円、女性で17万4千円とのことです。
夫婦で考えると、合計で年間40万2千円。10年間では、402万円。これは大変な支出であり、漫然と払い続けるので良いのかどうか、考える価値がありそうです。
(この支払保険料は、医療保険、生命保険等の合計とのことなので、医療保険だけの費用ではありませんが。)
そこで、これをどうやって安くするかです。
手厚い保障なら保険料は高くなるし、かといって、安くすると保障内容が十分でなくなるかも、と思うと心配になるかもしれません。
それでは、どうすればいいのでしょうか?
実は、ある方法があるのです。
【医療保険に入らない!】
これが、その方法です。
医療保険に入らなければ、年間の支払保険料は0円!
10年間たっても、20年間たっても、支払い保険料も0円です。
昔々、おばばが結婚した時、”おじじ”に、
【医療保険に入らない!】
ことを相談しました。
最初はびっくりされました。
”おじじ”は、
「普通、医療保険って入るもんだよね。万一、入院したりする場合もあり得るから、入っておいたほうがいいんじゃない?」
当時、検討した医療保険の保険料は、夫婦2人で毎月約1万円でした。
年間12万円、10年間で120万円になります。
一方、その検討した保険では、保障としては、入院した場合に1日1万円で、最大180日までといった内容だったと思います。
なので、最長期間の180日間の医療保険金が下りても、最大額で180万円になります。
(180日の入院が何回もあって、それ以外に、けがとか手術とか、色々ある場合には、より多くの保険金が支給されることになりますが。)
けれども、普通は、180日の長期入院なんて、そうそうあるものでは無いと思います。
仮に入院しても、1週間位が多くて、長くても1カ月位までが大半では、とも思いますし。
それでも、「180日の入院もあるかもしれないから心配!」という場合は、医療保険の最大支給額分位(300万円位)に相当するお金をためて、銀行口座に手を付けずに貯金をしておけばいいと思います。
そうすれば、万一の長期入院の場合も安心ですし、また、毎月の医療保険料の支払いをやめて、医療保険の支出をゼロににすることができるのではないでしょうか。
あと、非常に重要な点としては、日本は健康保険がとても手厚いです!
なので、医療費の自己負担は3割だけです。
更に、”高額医療制度”というものがあります。
これは、大変ありがたい制度ですね。
この ”高額医療制度” により、仮に医療費が高額になった場合でも、個人の1カ月の医療費の自己負担負担額は、上限約10万円までに抑えられます。
これを知ると、「日本に生まれてよかった!」と思っちゃいます。
ということで、10年、20年にわたって120万円を医療保険料として払い続けるよりも、300万円位を万一の際の入院費として貯金した上で、医療保険に入らずに、必要が生じた場合に、その都度医療費を払う方法も良いのでは、と思います。
もし、10年間健康なら、120万円、そのままお得になる訳です。
こんなふうに話をしたら、おじじも納得。
結局、結婚以来、夫婦とも医療保険に入っていません。
そして、これは幸運なことなのですが、おばばも、おじじも、結婚以来、3日位の入院が1回ずつあっただけでした。
もちろん、「医療保険に入るべき!」という考え方の方はたくさんいらっしゃると思うので、それはそれでいいと思います。
でも、健康保険の手厚い日本に生まれたラッキーも考えると、健康で身体が丈夫な方の場合、
【医療保険に入らない!】
というのは有力なオプションだと思いますし、大きな節約につながることにもなると思います。
【注】
医療保険に入るか、入らないかは自己責任です。仮に、「医療保険に入らなかったけど、医療費がかかって大変だった。」という方がいらっしゃっても、おばばが責任を持つことはできません。
今回は、ここまでです。