子どもの脱毛が広がっているそうです。
朝日新聞(2024/8/22)に記事が載っていましたので、紹介します。
・「ディオーネ」は、14年前に子どもでも脱毛できるサロンとして創業。創業時は、小学3年生以下の子どもは、全体の0.5%だったが、現在は5%~6%と10倍に。
ここでは、3歳から脱毛が可能
・医療脱毛を行うSBC湘南クリニックでは、”わき”、”ひざ下”、”ひじ下”は小学3年生が終わる春休みから施術を受けることができる。10~14歳の施術数は、2023年に約2600人で、2020年と比べて2.6倍に増加
・川崎市の「二子新地ひかりこどもクリニック」では、今年から小4~高3を対象にレーザー脱毛を開始。
・ベネッセが小中高生の親を対象に今年に行った調査(1284人回答)では、”子どもがむだ毛を気にしている”と答えた人は77.3%、小1でも約57%が気にしている。
・今年7月中旬に「ディオーネ」にやってきた小学1年の女の子は、腕、ひざ下、鼻の下の施術を受けた。きっかけは、保育園で同じ年の男の子からの
「(腕に)わっ、毛あるやん」
の一言だった。
・小3の息子を持つ母親は、子どもが1年程前から鼻の下の毛を ”ひげ” と気にしている。親から見れば産毛だが、今は週一度シェーバーで剃っている。
・小4の娘が友達に指摘されてからすね毛を気にするようになった、という母親は、「『まつ毛も濃くてかわいい』」と伝え、自己肯定感が下がらないようにしている。脱毛は、肌のトラブルも心配
・慶応大学医学部の大内専任講師によると、子どもへの脱毛で重篤なトラブルについては聞いたことはないが、大人と同様に、毛嚢炎ややけど、硬毛化のリスクはある。あまり早く脱毛すると、中学生位でまた生えることもある。事業者は玉石混交で、しっかり見極めることが大切
そうなんですね!
子どもとしては、友達に言われたりすると気になってしまうことがあったりして、むだ毛が悩みなることも多いのでしょう。
自分の子どもは男の子ですが、女の子の場合はなおさらなのではないでしょうか。
そう考えますと、”脱毛”もオプションの一つと考えていいのでしょう。
自分を振り返っても、毛が少ない方ではあるのですが、20歳前後の時には、腕の毛の ”脱色” をしていたことも思い出しました。
一方で、脱毛となると、本来毛穴にある「汗腺」(汗の出る所)も損傷することになる訳で、水分発散による体温調節機能や余分な塩分排出機能も損なわれるます。
(脱毛するサロンなどは、”臭いも抑えられます”と宣伝しているようですが)
できるのであれば、やらないで済むには越したことはないかもしれません。
なので、子ども本人の悩みの大きさや、悩んでいる期間、本人の年齢を考えて、最終的に判断することになりそうです。
例えば、「ディオーネ」では3歳から脱毛可能ということで驚きですが、3、4歳であれば本人の希望というよりは、親の意向なのではないでしょうか。
親の意向での脱毛ということになると、適当ではないのでは。
できれば、中学生位から、本人の悩みが深刻な場合に、検討する位でしょうか。
そういえば、男の子でも ”ひげ” を剃るのが面倒とのことで、”ひげ脱毛”をやる方もいるようですね。
こちらは、本人の考え方が将来変わって、「ひげを生やしたい!」となるかもしれませんし、自分としては、「ひげ脱毛は不要では」と思っております。
今回は、ここまでです。