今回は、「チョコが高い!」ことについてです。
朝日新聞(2025/2/10)に記事が載っていたので紹介します。
・バレンタインデーに向けた商戦がデパートでピークを迎えている。
・チョコレートの原料となるカカオ豆の価格が急騰しているため、今年は各店が焼き菓子の品ぞろえを増やすなど商品価格を抑える工夫をしている。
・高島屋は、チョコを使った焼き菓子などの「お菓子系ショコラ」を昨年の2倍の40種類に増やした。サブレにチョコを挟んだり、ゼリーをチョコで包んだり。チョコの使用量が少ない分だけ価格を抑えやすいが、こうした工夫をしても、商品平均価格は昨年より10%上がった。
・西武も焼き菓子の品ぞろえを昨年の1.5倍にした。それでも平均価格は、
5~10%上がった。
・松屋銀座に出店したパティシエによると、
「仕入れているチョコは昨年の2倍。和牛並みの価格です。」
と苦笑い。昨年と同じデザインの箱を使ってデザイン代を浮かせて、袋も有料化したが、約2割の値上げをせざるを得なかった。
・カカオ豆の価格は2024年に入って急騰し、足元では銅より高くなり、
「カカオショック」と言われた。
・カカオ豆急騰の要因は、主な生産地である西アフリカのコートジボワールとガーナで、2023年以降に大雨や洪水、干ばつが発生し、カカオの木が病気になったり枯れたりしたこと。
・更に、ガーナでは政府がカカオを一括して買い取って業者に売るが、財政難で買取量が減った。カカオ農地を買収して金を採掘する動きが広がったことも影響している。
・今後、価格が落ち着く見通しは立っていない。カカオの木の病気は薬では治せず、焼き払った木も多い。新たに苗を植えても収穫できるまでに5、6年かかる。
こんな内容でした。
そうなんですね!
そうすると、チョコレートの値段も、しばらく高止まりすることになりそうです。
そして、物価全体がインフレで上昇傾向なので、流通費なども上がることを考えると、ゴディバなどの高級チョコレートは、ますます簡単には買えなくなっていきそうです。
今回は、ここまでです。