今回は、多様な中学入試ーダンスに英語劇! についてです。
朝日新聞に記事が載っていたので紹介します。
・中学入試が多様化している。4教科入試が主流だが、近年は思考力入試や英語入試を取り入れる中学が増えている。
・また、今年は、ダンスで選抜する入試が登場。
・藤村女子中学・高校(東京都武蔵野市)では、2/2にダンスと面接で合否を決める「ダンス選抜」が行われた。
・自由曲では、3分間程度の間に、ジャズダンスや新体操、踊りの中での衣装替えなど個性を生かしたダンスも披露。
・2012年に中学の保健体育でダンスが必修となり、小学校の体育でも「表現運動」としてダンスがある。
・藤村中高によると、
「異なる軸で評価される受験生がいてもいいのでは、と考えた。」
「ダンスをする子は、自分を客観的に見ることが得意で、集中力の高い子が多い印象がある。勉強で伸びる素養はあるのでは。」
・英語による演劇やジェスチャーを採り入れた「英語表現入試」を実施するのは、聖セシリア女子中高(神奈川県大和市)。
・11人の受験生が、身振り手振りを交えて講師の英語を復唱。走ったり、歌ったりしながら「桃太郎」の劇を演じた。この「英語表現入試は」2022年に始まった。
・大橋教頭によると、相手に伝えようとする姿勢を重視し、誠実に努力できる素養を見ている、とのこと。
・聖学院中高(東京都北区)では、2020年からブロックを用いた「思考力入試」を実施している。
・東京家政学院中高(東京都千代田区)では、「フードデザイン入試」を実施。卵やホウレンソウといった食材をテーマに、表やグラフから適切な調理方法などを導く問題やグループワークを行っている。
・近年は高い中学受験率が続き、間口を広げずとも受験生が集まる状況で、「実施に準備がかかる」新タイプ入試は大きく広がらず、学力を測る従来の入試が主流。
・森上教育研究所によると、「大学入試における総合型選抜の増加とともに、時代の流れに応じた入試がこれからも出てくるのではないか。」
こんな内容でした。
そうなんですね!
中学受験率は高くても、最近はネットやSNSで情報が広がるスピードが速いので、人気が高い中学とそうでない中学の差が広がりやすいという中学校同士の競争も厳しくなっているように思います。
そんな中、ユニークな入試を実施することで、耳目を集めて、その中学校の人気向上につなげたい、そんな意向も中学側にはありそうに思えます。
中学受験は4教科入試が基本ですが、ユニーク入試も、「そんな入試もあるんだ!」といった話題としては興味深いと思いました、
今回は、ここまでです。