今年の春先のことでしたが、東京大学が、70年ぶりに新学部を設置すると発表しました。
今回は、その新学部について分かっていることをまとめてみたいと思います。

〇募集について
1学年100名(国内生50名・留学生50名)
なお、既存学部の一般選抜の募集人員は、27年度以降計100人分減らす。(学部ごとの人数に応じて同じ割合で削減)
【国内生】
共通テストの受験が必須。高校教員などによる評価書や英語能力検定試験の結果、英語で書かれたエッセイなどの提出が求められるほか、主に英語での面接が実施される。
【留学生】
国際バカロレア(IB)・国際Aレベル・米国の大学進学適性試験(SAT)・ACTなどの東大が指定する統一試験のいずれか1つ以上を提出。こちらも高校の成績証明書やエッセー、英語の面接がある。海外からの受験者については、渡航は求めずオンライン面接。
※いずれの方式も東大の一般選抜や学校推薦型選抜との併願はできない。
詳しい募集要項は2026年8月ごろに公表し、出願開始は同年秋ごろ、合格発表は27年2~3月頃を予定。9月までは入学前教育の実施を検討中。
1期生は2027年9月入学ですので、日本の高校生が現役で進学するのは、2027年3月に卒業を迎える学年(現高2)が、高校卒業後半年してから入学ということになります。東大の一般選抜との併願不可とのことですが、合否発表時期が2~3月ですので、他の大学を併願受験し、東大新学部不合格の場合には、4月から他大へ進学は可能かと思います。
〇学部+大学院修士の5年一貫教育
学部4年+修士課程1年の5年一貫教育。
授業は全て英語で行う。文系・理系にとらわれず、各自が学ぶテーマを決める。
従来の人文学、社会科学、自然科学、工学などの分野をまたぎ、文理融合の学際的な知識に基づく、従来とは異なるデザイン教育を展開することで、複雑な世界的課題に対応する。既存の学部学生も新課程の授業を受講できる制度を検討中。
〇1年次は全員寮生活
寮の場所は、目白台インターナショナルビレッジを予定。
多様なバックグラウンドを持つ仲間たちと生活を共にすることで、寮でも学び合いながら、深い人間関係を結ぶことを目的とする。
寮生活必須については、主に海外からくる留学生の友達作り、東大への定着への配慮があるのではないかと思います。
以前から議論されていた「9月入学」の実施、学部と修士課程で5年一貫教育、授業は全て英語で行う。東大が打ち出した新機軸の教育に注目していきたいです。
今回は、ここまでです。
