高校受験において大きな比重を占める「内申書」
その内申書において、「出欠席日数欄」を削除する都道府県が増加しているというニュースがありました。
内申書の出席日数欄なくす動き 27年度に19都府県(朝日新聞) - Yahoo!ニュース
都道府県立高校の入試で用いられる調査書(内申書)から、出欠席日数欄を削除する教育委員会が全国的に増加していることが、朝日新聞の全国アンケートで明らかになりました。2027年度入試までに、全国の4割にあたる19都府県で同欄がなくなる見込み。
削除をする理由は、「不登校の生徒らの心理的不安をなくすため」とのこと。

(朝日新聞より)
図を見ますと、神奈川県、大阪府、奈良県は既に2020年度以前に削除しています。
神奈川県の高校受験は内申書の比重が大きいことで知られていますが、出欠席欄については削除されているんですね。
また、削除をする都道府県がさらに増えている背景には、文部科学省が不登校生徒の教育機会確保の観点から、在籍校の出席状況だけで「不利に扱わない」ことなどを通知していることがあるようです。
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中学受験においては。
私立では調査書を提出しない学校も多いです。
特に男子校や共学では、ほとんどの学校で提出が求められず、当日のテスト一本での合否判定となっています。
東京の上位校では、海城中学が出席欄を記載した通知表の提出を求めているくらい。また、関西の灘中学では、以前に小学校を休んで昼から塾に通う生徒の存在が問題となり、現在は調査書の提出が必須となっています。
中学受験のための勉強が激化するなか、学校を休んで対策をする子の是非は時々話題に上ります。
中学に進学する為に目の前の小学校を休むことの是非と、塾で疲れてもとにかく小学校へは通う(当たり前ですが)ご家庭の不公平感ですね。海城中学や灘中学は、目の前の学校生活を大切にするという価値観を重視しての出欠席欄提出かと思われます。
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そして、今回の記事で取り上げられているのは、高校受験の内申書問題です。
思春期の中学生で増加する不登校。何らかの理由で不登校状態に陥ったお子さん達が、心機一転、進学先の高校でやり直していくためにも、出席日数で弾かれないことは重要です。今回の文部科学省の通達も、不登校の生徒の再出発を守るためのもの。
一方で、この記事に対するコメントには、学校行事や部活で疲れている日も行きたくない日も、頑張って毎日通い続けた子が報われないといった声も聞かれました。
ただ、今回不記載となるのは出欠席欄のみ。
不登校のお子さん達の進学の可能性も守られつつ、部活委員会等に時間を費やして頑張ったお子さん達も報われるバランスと公平さを保った内申書を、先生方も試行錯誤されておられる頃かと思います。
今回は、ここまでです。
