おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

エラリークイーンは一人ではなかった!

先日、夕木春央さんの「十戒」に続いて「方舟」を読み終えて、その衝撃的な結末に驚き、そしてその面白さに満足して、改めてミステリーもいいなあ、と思うこのごろです。

学生時代まではよく読書をしたものですが、ミステリーは有名どころをいくつかよむ位に留まっていました。

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その頃は、登場人 物の心の動きに自分の感情を重ね合わせて楽しむのが好みだった一方、ミステリーは、殺人事件やトリックに力が入っていて、自分的にはいかにも虚構感を感じたこともあり、それほど沢山読むことがなかったのです。

 

ところが、この年になってみると、ミステリーの虚構感によって現実社会から切り離された世界を味わうことができるので、ある意味気楽で、無責任な感じが悪くないと思うようになりました。

 

そこで次に何を読もうかなと考えて、以前に話題となった名作の呼び声高い

 

「十角館の殺人」(綾辻行人著)

を選んでみました。

 

ちなみに、この記事では、ネタバレはありませんので、その点は安心いただければ、と思います。

goodweatherx.hatenablog.com

そもそも、まだ読み始めて10数ページなので、ネタバレをしようと思っても不可能な状態ではありますが。

 

ともかく、「十角館の殺人」を読み始めて出てくる最初の登場人物の名前は、

 

「エラリイ」

 

という名前の色白の好青年なのです。

 

そして、他の登場人物の名前も、「ポウ」だとか「アガサ」とかでした。

 

登場人物は日本人のようであり、なのでこれらは本名ではなく、お互いのあだ名だということです。

 

そして、もちろん、これらのあだ名は過去のミステリーの世界的巨匠から取られていますし、本の中でもそれに触れられています。

 

こんな出だしはミステリー好きにはたまらな いでしょうし、ミステリー好きではない自分でも、学生時代に読んだことのある方々なので興味をひかれます。

 

例えば、エラリークリーンでいえば、「Xの悲劇」、「Yの悲劇」、エドガ・アラン・ポウでいえば、「黄金虫」、「クロネコ」、アガサ・クリスティでいえば、「オリエント急行殺人事件」を昔に読んだ経験があり、その内容は忘れてしまったものの、いずれも読書の醍醐味を味あわせてくれたとても面白い作品だったのを覚えています。

 

ところで、「十角館の殺人」では、「アガサ」は女性の登場人物です。

 

「そうか。アガサ・クリスティは女性作家なので、女性の登場人物のあだ名にしたんだね。」と思ったのですが、そうであれば少し気になったことがありました。

 

「あれ?『エラリイ』は『色白の好青年』とあるけど、エラリークリーンって女性じゃなかったっけ?」

 

そうです。

 

なんとなく、「エラリー」の語感や、ラストネームではあるけれど「クイーン」に引っ張られて、自分としては、女性だと思い込んでいたのです。

 

ところが、調べてみると、エラリークイーンは女性作家ではなかったのです。

 

ミステリー好きの方には、当たり前のことなのでしょうが、ミステリーをそれほど読む訳でもなく、また、エラリークイーンを1、2作読んだだけの場合は、女性作家だと勘違いしている方も中にはいるのではないでしょうか?

 

そして更に、エラリークイーンは、一人ではなかったのです。

 

Wikipediaによれば、アメリカのユダヤ系移民のいとこ同士2人(両方とも男性)がミステリーを執筆する際に使ったペンネームなのだそうです。

 

そうだったんですね!

 

ちなみに、夫であるおじじにこの話をしたところ、やっぱりおじじも、エラリークイーンは女性作家だと思っていた、とのことでした。

 

自分の人生の半分以上の期間、勘違いしていたことに今日気づいて、

 

「けっこう、知らず知らずのうちに間違えて覚えてることってあるんだな」

 

と思った次第です。

 

ちなみに、「Xの悲劇」、「Yの悲劇」の話をすると、昔、夏木静子さんの「Wの悲劇」を読んだことも思い出しちゃいました。

 

長らく記憶にのぼることのなかった「Wの悲劇」を思い出して、懐かしい感じを味わいました。

 

昔の曲を聞いて当時の気持ちを思い出すことがありますが、昔読んで忘れていた小説のことを思い出すと、これはこれで郷愁をさそうものですね。

 

ということで、今回は、「エラリークイーンは一人ではなかった!」というお話でした。

 

今回は、ここまでです。

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