おばばのブログ

2022年中高一貫校へ進学。大学受験(2028年)。東進スーパーエリートコース受講中

(後編)高市自民大勝後の投資において、念頭においたが方がいいファンダメンタルズとは?

今回は、高市自民大勝後の投資において、念頭においた方がいいファンダメンタルズの

”後編”についてです。

 

前回の前編はこんな内容でした。

 

エコノミストの藤巻さんの意見も参考にすると、

・日銀の資産として、国債と株(ETF)が積み上がっている。そして、政府累積債務は200%をこえている。この状況において、株価が大きく下落すると、日銀の資産がき損されて、円安、債権安が発生して、大事になるおそれがある。

 

・なので、円資産のみを保有するのは危険であり、ドル資産に変えていくべき。

 

・この観点からは、ドル資産であるS&P500やドル資産が6割程度を占めるオルカンに投資していれば安心かもしれない。

 

こんなふうにまとめてみました。

 

ところが、円安についてもう少し色々と考えてみると、少し異なる見方が出てくる可能性があります。

 

確かに、高市政権が大勝したことを考えると、積極財政が進んで、財政不安が高まって、国債の信用が低下(長期金利が上昇)していく可能性があります。そうなることで、長期金利が上昇して、これが仮に経済成長を上回ったりすると、日銀が赤字になったり、政府債務のGDP比が悪化したりで、トリプル安(円安、株安、債権安)といった大変な事態に陥らないとも限りません。

 

話が投資とは逸れますが、こうした点で、積極財政は、リスクを抱えている面があると思います。

まして、高齢化が進む日本では、高齢化対応の予算(年金給付金、高齢者医療給付金、老人福祉サービス給付金、高年齢雇用給付金)が毎年8千億円から1兆円増えている状況です。(内閣府HPからおばば読取り)

 

なにもしなくても、高齢化により、毎年財政が悪化していく訳です。

 

このような状況で、2年間限定といえども、食料品消費税

をゼロ(年5兆円(産経新聞より))にすることは、そしてそれを赤字国債で払うなら、日本の財政は、それこそ信認が低下していくのではないでしょうか。そして、それがトリプル安へのキッカケになった大変です。

 

これが、おばばが消費税ゼロに反対の理由です。

 

話を投資に戻しますね。

 

他方で、今後円安は進む一方なのでしょうか?

 

ここで、円ドルレートの推移を見てみると、こんな感じです。

(©日経新聞)

 

見てとれるように、過去5年間でずっと円安が進んでいます。

例えば、2021年1月では、1ドル110円位です。

足下の2026年2月では、153円位。

 

つまり、5年間で、

152÷110≒1.4倍

の円安になっているのです。

 

この影響をS&P500で見てみると。

 

S&P500は、2021年1月からすると、日本円ベースで1.8倍に増えているのですが、おおまかにみると、

1.8÷1.4=1.28倍

がドルベースでのS&P500の増加分で、実は残りは、円安が進んだ分な訳です。

 

仮に、S&P500のドルベースの価格が変わらなくて、5年前の円高に巻き戻れば、今の円ベースの資産が3割減少することになります。

 

それでは、これから更に円安が続いていくのでしょうか。

 

政府債務の増加に歯止めがかからなかったりして、トリプル安になったりすれば、藤巻さんの主のようにそのおそれがあります。

 

けれども、現在、かなり円安に振れているので、数年をかけて反動がある可能性もあるのでは、と思ってます。

 

一つには、市場のバランス機能が働く、ということがあり得ます。

 

目下、長期金利が上昇(債権価格が下落)しています。

 

これには2つ理由があって、

 

・政策金利の上昇(見込み)

・高市政権の積極財政への市場の懸念

 

があると思います。

 

そして更に、行き過ぎた円安を調整する市場の機能もあります。

積極財政を赤字国債で賄わないなど市場の信認が確保される形で長期金利が上昇すれば、円国債での運用すると金利が高くなるのですから、円が買われて円安が是正される面があります。

 

更に、トランプ大統領が「ドル安」を容認するような発言もでました。米ラトニック商務長官からもドル安進行の容認発言も出ています。(共同通信:2026/2/11)

 

そして、今から更なる円安に振れすぎる場合には、日本政府の為替介入もあり得ます。

 

まとめると、現在かなり円安に振れているので、政府財政や日本国債が信頼される運営をすれば、数年間で今より円高に戻っていく可能性も、けっこうある訳です。

 

数年かけて、今よりも円高ドル安になる可能性もあるなら、ドル建てのSP500も影響を受けて、円建てでの減少分も出てくるかもしれません。

 

こう考えると、投資分が全てドル建て資産のSP500やオルカンというよりは、今から円高に振れても利益の出る資産にも少しだけ分散投資する方がいい、との考えもあり得えます。

 

そして、更に、株などのリスク資産とか、円やドルに不安定があった時には上昇する「金」にも少しだけ分散投資する方法があり得るかもしれません。

 

ということで、結論としては、今後5年間程度の変動(今より円高に触れる可能性など)も考えるなら、SP500とかオルカン1択よりは、例えば資産の1、2割程度を日本株ETFとか「金」に投資する場合は、より安全な分散投資が実現する、というふうに思いました。

 

今回は、ここまでです。

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