今回は、開成の同日模試(開成入試同日体験受験)の5年生にとっての難易度について、ネットを調査して、参考になる情報をまとめてみました。
〇2019年2月に同日模試を受けたら、合格点に約60点足りなかった。1年後の2020年1月に同じ問題をやってみた。問題内容はおぼろげに覚えているところはあったが、ほとんど覚えていなかった。結果は、1年前と比較して、点数が100点弱伸びた。特に、1年前に点数の悪かった算数、社会は、それぞれ、約300%アップ、約80%アップだった。
〇2015年の同日模試では、合格点まで91点で偏差値47。2016年の1月末に再度やってみたら、ほとんど満点。
→同日模試で、合格点より大幅に点数が悪くても、1年間の伸びしろは大きいと考えれば、それほど気にする必要はないようです。
〇四谷大塚の前期開成コースに入ることのできる基準は「偏差値50」だった。
→偏差値50をとるお子さんは、非常に優秀であり、四谷大塚の前期開成コースレベルなんですね。
〇合格点まであと30点だったが、総合順位は10番台
→同日模試の時点で10番台ということは、その時点では完全に合格圏なのに、それでも、合格点には30点不足なんですね。
〇2016年の同日模試では、受験者143名中、実際の合格最低点に達したのが2名。20位の点数は150点
〇早稲アカの開成ジュニア模試を受けておいてよかった。同日模試に向けて、難易度、時間配分などが参考になった。
〇ジュニア算数オリンピックのファイナリストのお子さんによると、トライアルの問題より難しかった、との感想。
(まとめ)
これらの情報をみると、当たり前ですが、5年生にとって実際の開成の問題は、本当に難しいようです。また、貴重な過去問を1回、仕上がっていない段階で使ってしまう、との心配もありますね。
それでも、開成を目指している5年生のお子さんには、志望校の今年の入試を同日に体験し、来年の受験を身近に感じる貴重な経験となるのではないでしょうか。
今回は、ここまでです。