日能研のカリキュラムで、理科は「光」の分野がありました。
「光」は、テキストだけでは理解の難しい分野ですね。
我が家も、色々と試行錯誤しました。
光は真っすぐに進むので、ピンホールカメラでできる像は上下が反対になる、と四谷大塚の予習シリーズには、書いてあります。
ピンホールカメラの模式図を見ると、「物」から出た光が「ピンホール」を通って、スクリーンに届く様子が示されています。
上下反対に「物」の「像」が写し出される、と書かれてます。
そもそも、こんなんで像ができるのかなあ?
しかも、本当に上下反対になったりする?
と思いませんか?
ということで、
ピンホールカメラ📷、作ってみました。
原理は単純なので、家にある材料でもできそう。
・同じ大きさの直方体の紙箱2個
・半透明の紙
・黒い紙又は黒マジック
・ハサミ、カッターとガムテープ
同じ大きさの箱を2個用意。外側になる箱の底に「ピンホール」小さい穴を開けます。
内側の箱は、外側の箱と入れ子にして少しずらして固定します。ピンホールから入った光が当たる面がスクリーンになるので、その面の一部を四角にを切り取って、半透明の紙を貼り付けます。そして、スクリーンと向かい合う面の一部も四角に切り取って、「覗き窓」にします。
(2個の箱の内側には黒い紙を貼るか、黒マジックで塗りつぶして下さい。)
ネットで調べながら、なんとか完成です。
早速、スクリーンの反対側の「のぞき窓」から「スクリーン」を除くと。
【全然見えない!】
作るのはけっこう簡単だけど、うまくいかない!
そこで、更に色々調査の上、作り直しをして、ついに「ぼやけた」上下反対の画像を見ることができました!(ピンホールカメラの画像は、基本、ぼやけてます。)
ここで、ピンホールカメラのコツを書いちゃいます。
(コツ1:ピンホールはアルミ缶で作成)
レンズ的な部分である「ピンホール」は小さくて、なるべく円に近くするのがポイントとのこと。このためには、アルミ缶を2cm四方位の正方形に切り取り、それに「安全ピン」の針で小さい穴を開けて、紙箱に貼り付けるのがコツ。(外側の紙箱に2cm四方より小さい窓をカッターで切り取って作り、そこにピンホールの開いた2cm四方のアルミ缶を貼ります。)
(コツ2:スクリーンは光をよく透過する半透明紙で作成)
半透明の紙は、よく光を通すものを使う。最初はキッチンペーパーを使ったのですが、光の透過が悪く失敗。かなり透明に近い半透明のセロファン的な紙が家にあったのでそれを使ったら、うまく行きました。
(コツ3:晴れた昼間に外を見る)
ピンホールカメラの像は、とてもボケてます。
このため、夜に家の中で見てみても、光量不足でよく見えなかったです。晴れた昼間に窓から外の景色を見たら、光の量が多かったので、見えました!
上下反対でした!
家での失敗を踏まえると、この3つのコツが重要なんだ!と思いました。
ピヨ太も、「こんな単純なカメラで像が写るんだ!」とびっくりしていました。
簡単な作りなので、なおさら、子どもでも、光の進み方やレンズのイメージをつかみやすいようです。
関心のある方は、是非、チャレンジされてはいかがでしょうか?
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今回は、ここまでです。