今回は、「屋外ではマスクなし」を推奨との報道があったことについてです。
新型コロナ蔓延以降、屋内、電車内に限らず、屋外でもマスクをする習慣となっています。
調べてみると、実は、令和3年6月の時点で、既に厚生労働省のホームページでは、屋外のマスク着用について、リーフレットを公表していました。
そのリーフレットによると。
「熱中症予防✖コロナ感染防止 屋外で2m以上離れているときは、
マスクを外しましょう。」
との内容が分かりやすい絵とともに示されています。
去年の夏から、そうなっていたと知りませんでした。
そして、今年の5月に入って、「屋外ではマスクなし」を推奨との報道が相次いでいます。
まず、5月11日の松野官房長官の記者会見。
「「人との距離が十分取れれば、屋外では必ずしも必要ない。特に気温、湿度が高い時は熱中症のリスクが高くなる」(2022/5/11:時事ドットコム)
続いて、5月12日の松野官房長官の記者会見。
「屋外では、2メートル以上の距離を確保できている場合、外すことを推奨している」と説明。感染予防策として着用の重要性を指摘しつつ、「気温、湿度が高い時は熱中症のリスクも高くなる。」(2022/5/12:時事ドットコム)
そして、5月19日には、厚生労働省の専門家会議。
「厚生労働省の専門家会議では、屋外で、周囲の人との距離が十分にない場面でも、周囲で会話が少なければ必ずしも必要ない。周囲との距離が十分に確保できなくても、徒歩での移動など、周囲の会話が少ない場合は必要ない。」(2022/5/19:日テレNEWS)
屋外でマスクなし推奨といっても、結局道を歩くと人とすれ違いますね。
2m以上離れている場合はマスク無し推奨でも、人とすれ違う度にマスクが必要なのかなあ、と思っていました。
厚生労働省の専門家会議では、すれ違う場合には十分に距離をとれなくても、徒歩での移動など、周囲の会話が少ない場合は必要ないことを明確に打ち出されたのですね。
なんとなく屋外でマスクを外しにくい雰囲気もありますが、政府や専門家会合は熱中症対策で、「屋外でマスクなし」を進めていることが分かりました。
今回は、ここまでです。