全国の、花粉症に苦しむ皆さま。
同士のおばばと申します。
しかしながら、おばばは同士ではなくなりつつあります。
そう。
舌下免疫療法です。
舌下免疫療法って、聞いたことある。
でも、何だか大変そう。
お金もかかりそうだし、病院に通いつめなくちゃならないんでしょ!?
それに、そもそも、本当に花粉症が治るの??
そんな数々の疑問・疑惑、疑心暗鬼となられている方も多いことと思います。
舌下免疫療法4年目に突入したおばばが。
あれ、自分、花粉症だったっけ?と忘れてしまうくらいの日々を、今過ごしているおばばが、個人の体験談にはなりますが、書いてみようと思います。
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そもそも、花粉症とは。
人のカラダは、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体やがん細胞などの異物に反応して、撃退する免疫システムがあります。
これは、病気にかからない為にも、カラダが頑張ってくれている、立派なシステムなのですが。
なぜだか、カラダにとって「無害」な花粉に対しても、異物と判断して攻撃してしまい、この結果、自分自身のカラダを傷つけてしまう症状をアレルギー反応というそうです。
おばばは、スギ花粉症なので、「スギ花粉に対してアレルギー反応がある」ということですね。
おいおい、そのスギ花粉さんは「無害」ですよ。反応しないで下さいな、とお願いしても、カラダは知らんぷりして、グワッシャン、グワッション💦とくしゃみを続け、鼻の蛇口は壊れっ放しで、ティッシュ箱を抱えて暮らせねばなりません。
じゃあ、この「アレルギー反応」を起こさないようにしようよ!
それが、この舌下免疫療法ですね。
ほんのちょっとずつ、「スギ花粉」さんをカラダの中に入れていって、「ほ~ら、この人たちはお友達だよ。敵じゃないんですよ~。攻撃する必要はないんですよ~。」
と、優しくカラダに教えていってあげましょう♡というものです。
おばばは、以前からこの「舌下免疫療法」に興味を持っていたものの、当時は大きな病院へ予約を取っていくしかなく、また費用も高かったので、なかなか踏ん切りがつきませんでした。
ところが。
数年前、いつの間にか、この舌下免疫療法が「保険適用」となっており、大きな病院ではなく、あちらこちらの町のクリニックでできるようになっていました!
4年前の3月。
いつものように、花粉症で苦しみ続け、薬を飲んで、眠さと戦いながら。
もう、やだ。おらは舌下免疫療法を始めるさ!
と、思い立ちまして。
えいっと、始めてみることにしました。
始める前に、読ませて頂いた、どなたかのブログの体験談では。
1年目から効果が出て、5年目の今、もうほぼ花粉症は感じないとのこと。
おお、これは!(*'ω'*)
期待に胸を膨らませて、さっそくクリニックに電話をかけると。
「花粉症が収まる5月くらいが始め時!」とのことでした。
早速、5月にクリニックへ。
「スギ花粉症です!」と胸を張って言ってみましたが、まずは本当にスギ花粉症かどうかを調べなくてはいけないということで、血液検査がありました。
そして。
「ああ、「スギ花粉」の数値が、かなり高いですね~!これは、花粉の時期は苦しかったでしょう。」
ほら、言わんこっちゃない!あんな痛い💉思いしなくても、スギ花粉症に決まっとるわい!と思いながらも、神妙に診察を受けます。
その日は、ごく少量を舌の下に入れて、30分くらい、そのままベッドで待機。大丈夫かどうかを見ることになりました。
「ひどい人だと、入れた瞬間、涙や鼻水が止まらなくなることもあります。」
と言われて、おびえていると。
「アレジオンを飲んでから、入れますか?」
と言うので、お願いしました。
アレジオンを飲んでも、舌下免疫療法の効果が薄れることはないそうです。
30分、何事もなく、過ぎて。
翌日から2週間、ごく少量を、自宅で入れることとなりました。
舌の下に挟んで、1分くらいで、溶けてなくなります。
ほんのりと甘みがするような。。
その後、5分くらいは飲食は控えることとなっています。
2週間後、またクリニックへ。
舌の下を診て、問題なしとのことで、通常の量となりました。
毎晩、寝る直前に入れています。
・・・・・1年後。
花粉の季節がやってきました。
あれ、今年は調子いいかも?
と思ったのも、束の間。
ピークになると、クッション、クッション💦。
酷くなってきたら、いつものクリニックでアレジオンを出してもらいました。
(;´Д`)免疫療法の効果はどこいったあああ??
悲しい気持ちになりましたが、おじじの見解では。
「去年より、だいぶ良さそうに見えるよ?」
2年目、3年目も、酷くなったら、アレジオンを飲んでしのぎました。
でも、確かに、以前よりは随分楽になっているような?
そして、4年目の今年。
もしかして、花粉のピークは、まだきていないのかな?と思いながら、今(3/16)を過ごしています。でも、どうやら、世間では今がピークらしい。
外ではマスク、家の中ではマスク無しの生活ですが、今のところ、無症状!
さて、ここで。
でも、毎日、続けるなんて!
おばばさんは続けられたけど、自分は自信がないなあ。
と、思われた方へ。
おばばのこれまでの軌跡をご紹介します。
おばばは、そうは言っても、根は真面目な方。ただ、意外と大胆にいい加減なところもあります。
1年目は、しっかり毎日続けていました。
うっかり、入れ忘れた日があって心配になって、クリニックへ電話すると。
「忘れた日のことは気にせずに、そのまま1日1回を続けて。」
とのことで、一安心。
2年目はうっかりが増えてきましたが、まあ大体、毎日頑張っていました。
3年目。
そろそろ、うっかりぽんすけの日が増えてまいりました。
数日続けて、うっかりさんが続いたりもしましたが、気にせず、気がついた翌日から続けました。
4年目。
もう、かなり、うっかりさん。
確信犯的に、1月から2月の、子どもの受験期はお休みしていました。
もう、なるようになれ!
今は、子どもの受験が一大事なんじゃあ!という気分でしたね。
ちなみに、3ヶ月に1回、クリニックへ行って、舌の下の状態を診てもらい、3ヶ月分のお薬をもらってきます。
お値段は、数千円です。
舌下免疫療法。
気になるなあ。
始めてみようかなあ。
いつ始めるの?
今かしら?今でしょかしら?
でも、大変かしら?
どうしようかしら?
と思われた方へ。
おじじのお母さんは、酷い花粉症でしたが、ここ最近、症状が落ち着いてきたそうです。
これは、なぜなのか!?と調べてみましたら。
年を取ってくると、免疫機能が落ちてきて、これは風邪をひきやすくなってしまったりして良くないのですが、こと「花粉症」に対しては、免疫機能自体が弱る為、免疫の過剰反応というアレルギー反応も弱くなるそうです!
これは、朗報!
なのかどうかは分かりませんが、70歳ころには、花粉症の症状が弱くなるのは確かです。
と、なると。
「70歳から自分の年齢をひいた歳月」と「数年間、舌下免疫療法を続ける煩わしさ」を天秤にかけて、判断するということになります。
おばばは、やって大正解でした!✨
子育て世代の皆さまはもちろん、中高生や大学生のお子さんが花粉症に苦しんでいた場合は、これから先の長い長い人生のためにも、ぜひ「舌下免疫療法」されることをおススメします!
今回は、ここまでです。