地理のカリキュラムの頃から、気になっていることがあります。
日能研では、4・5年生は、地名や人名を平仮名で書いても〇になるけど、SAPIXは漢字で書かないと×になると聞きますよね。
都市伝説と思いたいところですが、きっと本当のことなんでしょうね。そして、優しい日能研の先生方も、6年生は漢字で書かないと×にするのでしょうか。
そこで、表題です。
歴史の漢字はどこまで覚えるのか?
ただでさえ、初めて覚えることの多い歴史。
「空海」さんみたいな受験生に優しいお坊さんばかりなら良いですが、「鑑真」さんや「日蓮」さんに苦しめられ、「後醍醐天皇」もなかなかです。
一見とっつきやすい「阿倍仲麻呂」さんだって、うっかりすると「安倍中磨呂」さんになりがちです。
中でも最強は「親鸞」さんですね。
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『「開成中学校」10年間入試と研究』(声の教育者)で、調べてみました。平成24年度用なので、平成14年度からの10年分です。
そこで、「親鸞」を書けるようになる必要があるのかどうかを、早速調べてみました!
平成23年
「聖武天皇」「桓武天皇」
平成22年
「伊藤博文」「小林寿太郎」
平成21年
「行基」
平成20年
「藤原純友」「後鳥羽上皇」「足利義満」「北条政子」
平成19年
「歌川(安藤)広重」
平成18年
「織田信長」
平成17年
「山上憶良」「北条政子」
平成16年
人名は無し。「十七条の憲法」「摂政」など
平成15年
「小野妹子」「行基」「聖徳太子」「聖武天皇」「藤原道長」「源頼朝」「徳川吉宗」「伊藤博文」「田中正造」
平成14年
人名は無し。「校倉造」「琉球」など
【結論です】
この10年間に2回も登場している「行基」「聖武天皇」「北条政子」は、必ず書けるようにしておきましょう。
しかし、「親鸞」は余裕のある方だけで大丈夫そうです。
先日の育成テストで、鎌倉時代と室町時代がごっちゃになって「北条義満」と答えたピヨ太は、漢字練習の前に勉強が必要です。
今回は、ここまでです。