早稲田アカデミーが、本日(8/25)、9月からの新学期の授業で、対面をとりやめて、Zoomを活用した「双方向Web授業」とすることを発表しました。
・期間:9/1~9/18の18日間
※社会情勢により、変更の場合あり
・対象の授業:集団指導型
去年、各塾で休講が行われましたが、政府による、学校の一斉休校を受けてのものでした。
今回の緊急事態宣言では、政府による一斉休校は行われず、各自治体に対応が委ねられています。
そんななか、今回の早稲田アカデミーの発表は、営利団体である学習塾が、対面授業をとりやめる、早い段階での判断となりました。
早稲田アカデミーでは、今までも対面授業かZoom授業かを選べたそうです。
NNオープンの保護者会に参加した時に伺ったお話では、先生が普段の授業を行う際に、目の前にZoom用のカメラを置き、Zoom授業も同時に行うというとのことでした。教室に対面で参加している生徒さんと、Zoom参加の生徒さんを同じように指名したり、応答したりしながら授業を進めるそうです。
対面をやめてZoomに切り替えても、いつものクラスにZoomで参加するということで、生徒側の負担は少なかったようです。
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現在、日能研や四谷大塚でも、コロナ感染者が出た校舎をHPに掲載していますが、8月に入ってから、かなり増えてきました。
日能研では、現在も、全ての授業で対面授業かZoom授業を選択することができ、また動画授業もあります。
Zoom授業を選択した場合は、普段の授業とは違う先生と生徒で参加する授業になります。
夏期講習で、一度だけZoom授業に参加しました。各校舎で難問コースを選択している生徒さん専用のクラスでした。ほとんどが対面授業参加なのでしょうから、10人ちょっとの少人数で行われていました。
9月から始まる6年生の後期日特では、実際の対面授業にZoom配信用のカメラを入れて、ライブ授業にZoomで参加することになるようです。
現在、早稲田アカデミーで行われているのと同じ形式ですね。
日能研は、現在でも対面かZoomかを選べる状態なので、どちらに参加するか、その時の状況で判断していきたいと思います。
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今回の早稲田アカデミーの判断に、他の塾が追随するかどうかについて。
日能研は、現在でもZoom授業への切り替えが可能。
四谷大塚は、Zoom授業を行っているのかどうか分かりませんが、もともと通信生のシステムがあるので、対面授業をとりやめても、動画授業で対応することは可能かと思います。
四谷大塚の校舎で、2/1に開成同日模試を受けた時の保護者会のお話では、コロナ休講を経て、どこの塾でも、前年度より成績が下がるケースが多かったが、四谷大塚では動画授業やWeb上の学習システムのおかげで、コロナ休講の影響を一番受けなかった塾の一つだと説明がありました。
日能研、四谷大塚では、コロナ感染状況の悪化で、地域の小学校で休校や分散登校などが行われた場合でも、対面授業をとりやめる判断はできやすいのかもしれません。
また、個々のご家庭での判断として、校舎へは行かず、Zoom授業や動画授業を活用することもできます。
SAPIXでも、去年の休講中は動画授業などが行われたようなので、いざという時には切り替えられるものと思われます。
今回は、ここまでです。