今回は、プレジデントファミリー(2020年秋号)を読んでみて、一押し記事だった
『遅れている子も大丈夫!
秋からの「逆転合格」作戦
について、紹介します。
読んでみると、6年生の秋から、中学入試本番合格に向けて、限られた貴重な時間を使って、「どうやっていくべきか」が分かりやすく紹介されていて、子どもの勉強が遅れている、遅れていないに関わらず、役に立つと思いました。
3つの項目について書いてあったので、早速、項目ごとにポイントを紹介します。
1.苦手の克服
(個別指導塾TESTEA繁田塾長)
★9月以降の勉強の方針は、志望校合格に必要な学習に絞る。
★具体的には、過去の塾のテストの成績表をチェック。正答率の低い単元が苦手分野なので、テキストを復習。
★次に、過去問をやって、できなかった問題をピックアップ。。この時、正当率の低い、いわゆる「捨て問」は、本番で捨てるのではなく、秋の勉強時点から捨てる。「捨て問」かどうかは塾の先生に聞くのも良い。
★できなかった過去問を復習。子どもが復習したら、子供自身に説明させて理解の定着をみる。1週間後、数週間後、2回解き直して理解を完全に。
2.第2志望選び
(中学受験スタジオキャンパスの内田氏)
第1志望と似た出題傾向の学校を選ぶべき。
秋からは、色々な傾向の問題に手を出す時間がないし、また、出題傾向の異なる学校の対策をして、それぞれが不十分となり、虻蜂とらで共倒れとなるのを避けるため、第2志望校選びは重要。
3.上半期の理社のコロナ遅れ対応
(「かしこい塾の使い方」の辻氏)
★上半期にコロナで十分に通塾できなかったとしても、理科・社会での「遅れ」は、実は少ない。
★6年前期の理科で、は各塾とも新規内容がほとんどなく、5年生の復習の単元となっている。ということは、コロナで遅れたと思っても、5年生の苦手単元を復習すれば良い。その時、水溶液、力学、電気の分野では、単に答え方を覚えているだけでは、入試に対応できないため、「原理」や「考え方」が分かっているかに注意すること。
★社会も、6年前期で新規に学ぶ分野は「公民」くらいである。この分野は、大人の方が社会の仕組みとの関係で理解が深いので、大人が解説することでで乗り切るのがよい。
以上の3項目とも、「時間がない」といった6年生の秋において、本番に向けて、効果的、効率的に勉強を進める上で、重要なポイントのように思いました。
この記事が中学入試関連では、一押しだと思いますが、この他にも、東大生の勉強テクニックなどが面白かったです。
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今回は、ここまでです。