ブログ村で、テレビ番組「THE名門校 日本全国すごい学校名鑑」について書かれた記事を、度々目にしていたのですが、今まで逃してしまっていました。
ついに見ることができたのが、先週末の「駒場東邦」の回です。
スタジオで校長先生を招いてのトークあり、活躍しているOBへのインタビューあり、学校での生徒さん達の様子を映した学校紹介ありと、盛沢山の内容の1時間でした。
番組では、修学旅行先を自分たちでプレゼンして決めるということや、運動会では4色の組に分かれて競い、6年間同じ色に所属して縦のつながりを深めるということ等が紹介されていました。体育祭では、伝統的な競技もあったり、団長以下チームの結束が素晴らしい様子が見られました。
駒東は、社会に出てからのOB達の絆も深いと聞くことがあります。
卒業生として、数学者の秋山仁さん、ナグモクリニック院長の南雲吉則さん、ユーグレナ創業者の出雲充さんなど、個性的独創的な理系人が紹介されたのも印象的でした。
◆筑駒と駒東の比較 ◆
昨日記事にした筑駒とは、お隣同士の学校です。
両校とも文化祭に行ったことがあるのですが、本当にぴったりくっついてお隣なんですね。
開成が遠くて通えない地域のお子さんだと、筑駒と駒東を併願する場合も多いのではないでしょうか。
また、開成と麻布の合格発表が、筑駒や筑附の試験日の2月3日であるのに対して、武蔵と駒東は2月2日に合否が分かるので、その方が好ましいと考える場合もありそうです。
筑駒の学校説明会と、駒東紹介の番組を立て続けに見て、両校は、学校が近いだけではなく似ている部分もあるなあ、という感想を持ちました。
筑駒はとにかく自由。
それに対して、駒東は制服もあり、面倒見が良くて穏やかな校風というイメージがありましたが、番組を見て、駒東も自由な印象を受けました。
進学校では自分を律することのできる生徒も多いでしょうから、自由な校風の学校が多いのかもしれません。
また、理系教育が充実していること、部活や行事の運営等が生徒の主体性に任されていること、授業では調べ学習や発表、議論する機会が多いことなどが、二校で共通していました。
一方、筑駒OBの学生さん達が「受験勉強は、自分でメリハリをつけてやる。」と話していたのに対して、以前日能研の私学のナカミを知る会で、駒東の先生が、「高3の秋からは、教員が一丸となって受験をサポートする」と話していたので、受験サポートの面では違うのかもしれません。
今年度の駒東は、日能研もSAPIXも、昨年度より志願者が多いそうです。
2022年組は、来年度の人気を注意深く見ていく必要がありますね。
「THE名門校 日本全国すごい学校名鑑」。とても面白い番組だったので、今後、他の学校の良いところも、知っていきたいと思います。
今回は、ここまでです。