今回は、日能研の難関校トライアルのデータについてです。
【難関校トライアルテストについて】
過去のブログ記事などから情報を集めると。
★前期に1回、後期1回、応用クラスの難関校志望者が受けるテスト。
★前期は受験者共通、後期は志望校別。
★毎年、ほぼ同じ出題内容。
★毎年の平均点に変化が少ない、再現性の高いテスト。
★過去、日能研から難関校を受験、また合格した卒業生たちが、6年生だった時にこのテストでどのくらい得点していたか、学校別に記されている。それと自分の得点を比較することができる。
★難易度の高い問題が多く、実力差が出る。
過去の保護者の方のブログで、当時の平均点を残して下さっている方が複数いらっしゃいます。
また、例年の平均点をとりまとめて下さっている方もいらっしゃいます。
それ等を参考にすると、4教科とも、毎年ほぼ同じ平均点で推移します。今年の平均点も、またほぼ同じものとなりました。
コロナ休講中で自宅受験となった昨年度のみ、やや高い平均となっています。これは、自宅のリラックスした環境で受験した影響かも知れません。
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2021年の難関校トライアルテストについては、以下です。
難関校の受験者平均点、合格者平均点については、男子校のみのデータとなります。
(我が家は男子なので、男子校のみが表示されます。)
2021年5月15日実施
難関校トライアルテスト
【平均点】
4教科 233.4/500
3教科 176.0/400
2教科 130.6/300
国語 83.7/150
算数 46.8/150
社会 57.4/100
理科 45.4/100
受験者数
2、3、4教科とも2644人
男子 1392人
男子校については、例年、以下の男子校のみのデータとなっているようです。
(事前に志望校登録等はありません。)
開成、麻布、武蔵、駒東、慶應普通部、筑駒、栄光学園、早稲田、聖光学院、渋谷幕張
これ等の点数表の下に、横軸が得点、縦軸が合格率で、どの得点で何%の合格率になるか青い線で示されている折れ線グラフがあります。
自分の得点の上に赤い線が引かれ、その得点では合格率が何%かが分かるようになっています。
(グラフには成績が入ってしまうので、掲載を割愛します。)
この折れ線の具合は、学校によって違っています。
440点で見ると、筑駒のみ80%で、他の全ての学校で100%に近い可能性となっています。
また400点で見ると、筑駒で70%強、開成は80%、聖光学院は90%、他は90%超となっています。
380点では、筑駒で50%、開成で70%、聖光学院85%、他は90%か90%以上となります。
通常のテストだと、最大で80%の合格可能性ですが、このテストでは100%近くまで示されています。また、合格者の最低点を下回ってしまうと、0%となっています。
現時点での実力と、卒業生の6年生5月の時点の実力を、同じ土俵で比較することのできる貴重なテストです。
志望校に合格した日能研卒業生の平均点と比べて、現在の自分がどのくらいの位置にあるのかが分かり、志望校検討の参考になると思います。
毎年ほぼ同じ出題で、平均点の変化が少なく再現性が高いという、テストの性格を鑑みて、今回はテストの出題内容については、記事で残さないこととします。
今回は、ここまでです。