楽し過ぎた!
第41回全国高等学校クイズ選手権
東京決勝の後半戦を振り返り!
決勝第1問目は。
「大小100個ずつのボールを早く正しく仕分ける」というもの。その大きさの差は、わずか2㎜です。
全15校の中でトップ通過は、私立武蔵高校。
その方法が、圧倒的にスマートでした。
大と小の入れ物の間に、小さい方のボールがぎりぎり通るだけのすき間を作ったのです。
仕掛け装置は色々と考えられるけれど、これは作る手間や、装置の出来具合に試行錯誤する時間をカットできる、最短の方法かもしれません。
プレッシャーのかかる時間内に、さっと考えを形にできたのは、素晴らしかったです。
武蔵中学の理科の入試問題は、「おみやげ問題」が有名です。
何か「物」が配布されて、それをもとに試行錯誤して解く問題が出されます。その「物」自体は、試験後に家に持ち帰り、さらに思考を深めることに使って欲しいとの、学校からのメッセージでもあります。
そんな試験をくぐり抜けた生徒さん達の面目躍如となる活躍ぶりでした。
まさかの目視で、5位通過を果たした西大和学園も、臨機応変かつ正確な仕事ぶりで、お見事でした。
7位までの通過を逃しましたが、立派な装置を作り上げた宇都宮高校は、ナイスアイディア賞に輝いて、次のステージへ。
この次は。
3校で1チームを作り、戦うことに!
抜けるのは、2チーム。負けた1チームは、3校ごと敗退となってしまいます。
お題は、「ある法則で増えるカウンターを100にするまでのタイムを競う。」というもの。
3人が作られたセットの部屋に入り、他の6人は別の部屋から指示を出します。入った3人は、部屋の様子を報告したり、出された指示に従って動いたり。
答えは、金魚が入っている水槽を動かして、ある線を金魚が通過したらカウンターが増えていました。
3人の生徒の動きとは全く関係なく、カウンターが増えることに注目し、原因を見つけ出さなければ分からない問題でした。
「気づき」の重要さもありますが、運も左右するような1問。
ここまで圧倒的な強さを見せていた私立武蔵が脱落してしまったのは残念。
この後は決勝進出をかけて、再びQuizKnockからの出題で戦い、6校から3校へ。
グラフを読み取り、推測する問題も多く、何だか日能研テストの社会の問題のよう。我が家も、夢中になって解きました。
決勝進出を果たしたのは。
西大和学園(奈良県)
済々黌(熊本県)
水戸第一(茨城県)
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高校生クイズ名物。
圧倒的な力を見せつけられる、早押し一騎打ちの決勝戦がみたかったおばばではありますが。
今回の決勝戦は。
「4トンの砂に埋められたトロフィーを取り出す」でした。
掃除機をビニールでくるみ、排気口からふき出す排気を、細いポールから一気に砂の中に吹き出して、砂が液体のように動く「流動層」を作り出した西大和学園が優勝!
楽しくて、楽しくて。
思わず参加したくなる!
そんな今回の高校生クイズでした。
今回は、ここまでです。