現在、中学受験ど真ん中でもがいているおばばが、ドはまりしている中学受験漫画「二月の勝者」のドラマ化。
面白くなかったら、許さんぜよ。
そんな思いもありましたが。
面白いです。
面白くなってまいりました。
「中学受験」ドラマらしく、また、テンポ良く1話完結の週末リラックスのひと時を過ごすファミリードラマらしく、面白さが増し増してきました。
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今回の主役は。
父子でゲーマー、武田家です。
この武田勇人くん。
何というか、THEフツーの男子受験生ですね。
他の子が、色々背負っている面があるので、男子中学受験生の一般的な面を、武田くんが一人で背負ってくれている気がします。
ゲーム大好き🎮で、受験生でもやめられない武田くん。
でも、先生の秘策で点数アップができたら、俄然やる気が出てきて、「僕は頑張るよ!」モードになって、背中が燃えていました。(頑張れ、頑張れ、受験生♫のバックミュージックが可愛かったですね。)
漫画では、夏期合宿の成果が上がらず、悔し泣きをするシーンがありました。その時に、宿題は答えを写していたことを告白。
「合宿で…、できるやつみんな答え見ないでやってた。だから、俺もう、ズルしない。」とポタポタ涙を落としながら、決意を話しました。
解答を隠してくれと預けられたお母さんは、「どこに隠そう?」と言いながら、嬉し泣き。
黒木先生の言う、「子どもは、大人が思っているより子ども。大人が思っているより大人。」そのものの武田くん。
その後は、わき目もふらずに志望校へ一直線かと思いきや、
漫画では、受験を2か月後に控えた今も。
①改心したかのように自主的に勉強
②約束してたゲーム時間をオーバーして怒られる
③「ゲームを取り上げてくれないからやってしまう」というナゾ理論で逆ギレ
でもって、言われたようにゲームを隠しておいたら
④見つけ出してやってるところを見つかり、大ゲンカ
⑤勉強しないなら受験やめてもいいと言えば「やめない」と号泣
そして、①に戻り、2回ほどループ。
ほんっとうに疲れて白髪も増えたお母さんが、桂先生に相談したら「あるあるですよ~。」と鼻先であしらわれ。
「受験生あるある」だけに、「それ、うちのこと~!!」と叫んだお母さんが一番多かった「二月の勝者」マンガTOP3に入る場面だと思います。
そんなTHE中学受験生の武田くんのお家なので。
お父さんとお母さんの争いもまた、THE中学受験家庭なのではないでしょうか。
一般的に。
中学受験に対して。
お母さん>お父さん
この割合は、ご家庭によって違うと思いますが、皆さまのご家庭ではいかがでしょうか。
おばばの家は、8:2くらいでしょうかねえ。
武田家は。
9.99:0.01くらいでしょうか。
いや、11:ー1かもしれません。
(二月の勝者ドラマHPより)
そんなTHE中学受験家庭の武田家から。
名言が生まれました。
「中学受験は課金ゲーム」
家族の顔よりスマホ画面を眺める時間の長いお父さん。
講習を受けさせたいと相談するお母さんに反論します。
無料体験でママ友に誘われて入塾。年々月謝が上がっていって、引くに引けない状況でオプションの勧誘。
新手のサギかっつーの。そう言うの、何ていうか知ってる?
「資本主義のドレイっていうんだぜ。」
とドヤ顔で言いましたが、これは名言でも何でもありません。
それを受けて。
「勇人にクソつええ武器持たせたいんだよ。課金ゲー上等!」
とキレるお母さん。
「ゲームじゃなくて子どもに課金しろよ!」
これは、マンガにはないドラマ独自のセリフでした。
首が痛くなるほど縦に振って共感したお母さんも多かったのではないでしょうか。
ゲームの比ではない金額ではありますが。💦
ちなみに、この武田家
漫画11巻では、「直前期必勝マニュアル」を読みながら、「合格資格をおさえるために、捨て金覚悟で入学金を払い続ける」ことに気がつき、ガクガクブルブルしながら調べてみたら、おさえ校の手続き期限と、本命校の合格発表が、同じ日の同じ時間であることに気がつきます。
「同じ時刻すぎてダメじゃん!!!」と父の悲鳴。
本命校に合格したら、おさえ校の納入金25万円がパア!?
中学受験、ソシャゲよりこええええ!!!
という名言も残しています。
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中学受験塾を舞台に、1回ごとに、メイン親子が変わる「二月の勝者」ドラマ。
子役さん達の演技ももちろん素晴らしいのですが、保護者役の俳優さん達に唸らされております。
中でも、お母さん役の女優陣の素晴らしさ。
第1話の西田尚美さん。
第2話の堀内敬子さん。
第3話の高岡早紀さん。
気持ちをぐらんぐらんに揺さぶられました。
第4話の今回は、星野真里さんでした。
女優さんは綺麗な方が多いですが、星野さんは綺麗なだけでなく、「一度見たら忘れられない顔」だなあと思います。
透明感があって、可愛らしくて、どこか危うさも感じられるところが印象に残ります。
そんな星野さん演じる勇人くんのお母さんが、働く女性として妻として母として苦戦を強いられながら頑張り続けたあげく、「課金ゲー上等!」とキレた瞬間、イタイおばさんになってしまわずに、ぐぐぐっと心をつかまれて共感させる力があるのは言うまでもありません。
今回は、お父さん役の塚本高史さんですよ!
見る前から想像ができるハマり具合のハードルさえしっかりと超えて、素晴らしい武田父ぶりを発揮してくれました。
ゲーム>子育てで、独身気分が抜けない武田父が、最終的には「中受は課金ゲー」に納得して、講習代の袋を押し出す瞬間、「今ドキ現金はないでしょ!?」というツッコミすら忘れて、スカッと爽快です。
今回は、ここまでです。