今回は、セイコーのソーラーGPS腕時計、「アストロン」の魅力についてです。
この前、アストロン(レディースラインじゃなくて、メンズの方)の素敵なデザインに一目ぼれをしてしまった話をしました。
といっても、20万円~30万円もする時計だし、もう少し勉強してから、慎重に考えていかなきゃ!
ということで、その魅力を調べて見ました。
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セイコーのHPでは。
「いつの日かすべての時計がこの方式でつくられるだろう。」
そう銘打って、2012年にセイコーが満を持して世に送り出した
【GPSソーラー】とのこと。
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地球上のどこにいても、遥か上空のGPS人工衛星の電波を受信して、その場所の正確な時間を時刻を教えてくれるそうですよ!
しかも、駆動は太陽電池!
だから、電池交換も、時刻合わせも、地球上のどこにいても不要!
これは、2012年の発売開始当時、市販の腕時計としては、世界初、世界唯一の機能で、それまで、およそ腕時計が装備し得なかった機構だそうです!
ところで、「アストロン」って、どんな意味なの?
辞書によると、astron=Astronomy(天文学)の略語だそうです。
そうか!
宇宙にあるGPS人工衛星の電波を受信して、時刻を表示するから、「天文学」を意味するアストロンを使ったんだね!
と思ったら、必ずしも、そうでもなさそう。
セイコーのHPでは。
1969年、セイコーは、クオーツ腕時計の市販を世界に先駆けて開始したそうです。
そして、その時の名が「セイコー アストロン」
それまでの機械式かではなくて、当時としては革新的な技術(クオーツ)を使うことで、世界の腕時計の歴史を塗り替えたんだって!
クオーツ技術による革新を、「人類が宇宙に飛び出す」イメージに重ね合わせて、「アストロン」と名づけたとも言われているようです。
そして、その伝統ある「アストロン」の名前を受け継いだのが、2012年に登場した【GPSソーラー】のアストロンなんだそうです。
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ところで、クオーツって何だろう?
水晶に電圧をかけると、高速で振動(1秒間に3万回以上)するから、その振動で時間を正確に刻めるとのこと。
それまでの機械式は、多くの精密な部品を組み合わせて、精巧なゼンマイで駆動していました。
ところがクオーツに半導体を組み合わせると、水晶の高速振動を使うことで、時計の精度が画期的に向上
(機械式の1日の誤差:10秒~20秒→1カ月の誤差:5秒)。
そして、電池式なので、ゼンマイを巻くことも不要に。
更に、機械式より構造が単純になったことで、セイコーが量産化に成功し、それまで「高級品」だった時計が、一般庶民にも手が届くようになったんだって。
それ以降、クオーツの腕時計が世界を席巻することになります。
これは、時計業界では、「クオーツショック」と呼ばれていて、1969年に世に送り出されたセイコーのアストロンが引き起こした革命なんだそうです。
腕時計の歴史も、けっこう面白いんですね!
ところで、何を話してたんだっけ?
そうだ。
その伝統あるクオーツアストロンの名前を受け継いだのが、【GPSソーラー】のアストロンなんですね。
確かに、
「地球上のどこにいても、遥か上空のGPS人工衛星の電波を受信して、その場所の正確な時間を時刻を教えてくれる。しかも太陽電池駆動。」
って、すごいかも。
「いつの日かすべての時計がこの方式でつくられるだろう。」なんて、最初に読んだ時は、大言壮語に思えました。
でも、腕時計の歴史を変えて、現在の腕時計の方式を世界に先駆けて生み出したセイコーがそういうならば、
「もしかして、そうかも!」
と思わせる説得力が出てきます。
最初は、デザインに一目ぼれした「アストロン」ですが、その性能の魅力や背景にある腕時計の歴史を勉強して見ると、ますます、欲しくなってきちゃいました!
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今回は、ここまでです。