今回は、東大卒クイズ王で有名な伊沢拓司さんも、「夏休みの宿題」は苦手だったということについてです。
朝日新聞デジタルに、小学生時代の夏休みの宿題について、伊沢さんのインタビュー記事が載っていたので、簡単に紹介します。
①小学校時代の夏休みの宿題はどんな内容だったか?
→計算プリント、調べ学習、自由研究などで量が多かったと思います。
②どのように進めたか?
→最初に宿題を片付けるタイプではなく、追い込まれてやる気に火がつくタイプ。
ギリギリまで終わっていないピンチも何度もありました。
③宿題は好きではなかった?
→そうですね、いやでした。
小学3年か4年の時、「なんでもいいからどこかの国を調べて発表」というのがありました。風呂場に貼ってあった「世界地図ポスター」で「セントビンセント・グレナディーン諸島」という国を見つけて、調べてみました。これは、とても楽しかったのを覚えています。
ということで、小学生の夏休みの宿題話なので、中学以降大学受験に向けて、どの程度参考になるかは分かりません。
それでも、「無理にやらされる」と、イヤになって、ギリギリになってしまう、というのはよく分かる気がします。
反対に、自分の興味に従って調べたり、考えたりするのであれば、たとえそれが勉強であっても「とても楽しかった」となるのも自然なことかもしれません。
(「セントビンセント・グレナディーン諸島」なんて聞いたことない国です。当時小学生と言えど、関心の対象は、さすがは後のクイズ王ですね!)
中学受験でも、大学受験でも、子どもの興味を引き出していくことは大切なんだと思います。
子どもが興味を持つ教科といえば、やっぱり得意教科!
最終的には苦手教科の克服が合否を左右する最重要ポイントの一つなわけですが、受験が本格化するまでは、得意教科で、子どもの興味を引き出すことで、勉強や受験に前向きになってもらうこともとても良い方法なのでは、と思いました。
今回は、ここまでです。