今回は、日能研の新5年生の育成テスト(2020年3月21日実施分)の出題範囲と、出題意図についてです。出題意図は、おばばが「こうじゃないかな」と考えたもので、日能研が本当にそう考えているかは分かりません。そんな前提で読んで下さいね。
また、出題範囲と出題意図は、ピヨ太の1学年下以降の子どもさんが、この時期にどのような範囲を押さえておくべきか、ポイントは何かを考える時の参考として、書いてみました。
1.算数
(出題項目)
分数
(出題意図)
既約分数を理解しており、既約分数に約分できる。
通分や通分を使った足し算、引き算、分数の大小の比較ができる。
分数のかけ算、割り算ができる。
分数の数列問題が解ける。
分数の一行文章題、通常の文章題、応用文章題(複雑なもの、ベン図を利用したもの、数の性質を使った応用の考え方と組み合わせたもの)を解ける。
2.国語
(出題項目)
○漢字
○文と文をつなぐ言葉(助詞、接続詞)の役割、知識
○物語文2問
(出題意図)
○前の文と後の文をつなぐ言葉として、前の文が後の文の理由となっている場合、通常とは逆のつなぎになっている場合(逆接)、後の文が追加情報になっている場合、前の文が後の文の仮定の条件となっている場合を理解して、適切な言葉(助詞や接続詞)を使うことができる。
○物語文で、登場人物の動作、様子、発言が、どのような気持ちによるものであるかを読み取れる。
3.理科
(出題項目)
環境による植物の育ち方の違い、森林における環境や植生の違い、めだかの体のつくりやその役割、脊椎動物の特徴や分類。
(出題意図)
出題項目の知識をしっかり覚えている。
植物を密集して植えた場合とまばらに植えた場合の成長の違いを理解している。
森林における環境の特徴(温度、湿度、日当たり、各場所における植生の違い、森林の時間的変化、具体的な植物名)を理解し、覚えている。
めだかのひれ、オスメスの見分け方、卵の構造などを覚えている。
脊椎動物の分類(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類)、分類毎の特徴(高温動物・変温動物、えら呼吸・肺呼吸、生むのが卵か子どもか)、当てはまる代表的な動物名をしっかり理解し、覚えている。
4.社会
(出題項目)
日本の気候と降水量、世界の気候と降水量、
世界の人口、
日本の地域毎の人口分布とその社会的影響、
日本の人口の長期的な推移とその社会的影響、
(出題意図)
出題項目の知識をしっかり覚えている。
日本の気候と降水量について、日本海側と太平洋側の違いを季節風との関係を含め、理解している。主な都市の雨温図を選ぶことができる。
世界人口、世界の気候と降水量について、資料読み取りにより、問題を解ける。
日本の地域による人口分布の様子とそれにより発生している、過密・過疎の問題をおおまかに理解している。
日本の人口の長期的推移と、少子・高齢化問題(年金や医療)について、おおまかに理解している。
今回は、ここまでです。